酒さとは、鼻や頬、顎などが赤くなる病気の一種で、いわゆる赤ら顔と呼ばれる皮膚の赤みと火照りが特徴です。また、刺激に過敏に反応して赤くひりひりしやすい敏感肌の体質ともいえます。
赤ら顔は肌の毛細血管が広がって血液が多く流れている状態ですが、原因がはっきりと分かっていません。 悪化因子としては、辛い物などの刺激物を食べる、アルコールやカフェイン、激しい寒暖、過度の運動、ホルモンバランス、喫煙などです。
根本的な治療はありませんが、ホームケアとしては規則正しい生活と肌への刺激を抑えることです。
当院の赤ら顔・酒さ治療
青字・アンダーラインは、同ページ内該当箇所へ遷移させてください。 当院での赤ら顔治療は、e-MAX(IPL+高周波治療)、レーザー治療、ピーリング治療、イオン導入になります。
e-MAX(IPL+高周波治療)
しみ・くすみなどの色素を薄くするIPL(光治療)と、肌のハリや小じわの改善効果をもたらす高周波治療を同時に行う、コンビネーション治療機器です。
IPLは、様々な波長の光をお顔全体に照射します。しみやくすみなどの黒いメラニン色素だけでなく、赤ら顔などの赤みに対しても効果があります。
IPLと同時に、高周波治療も行います。高周波は、皮膚に熱エネルギーを与えて肌を引き締め、ハリや小じわの改善効果があります。
e-MAX(IPL+高周波治療)レーザー治療
レーザー治療は、本来はしみ・くすみといったメラニン色素に反応して薄くする治療ですが、赤い色素にも反応します。 ピンポイントで照射ができるので、小さな範囲の赤アザや毛細血管拡張などに良い適応です。
レーザートーニングピーリング治療
敏感肌による赤みや、酒さとは違いますが脂漏性皮膚炎といった炎症性の赤みの場合は、ピーリング治療も選択肢になります。 ピーリングで炎症を抑えて肌の代謝を正常化することで、赤みの改善効果が期待できます。
ケミカルピーリングイオン導入
イオン導入はごく弱い電流を用いて、ビタミンCなど美肌の有効成分を、皮膚の奥深くまで浸透させる治療法です。皮膚のバリアを通り抜けて有効成分が吸収されやすくなり、ただ単純に皮膚に塗る場合と比べて数十倍の効果があるとされます。
ビタミンCやプラセンタは炎症を抑えて肌の状態を鎮静化する効果があります。 イオン導入は、ケミカルピーリングやレーザー治療などの様々な他の美肌治療と組み合わせることができ、併用することでより治療効果を高めます。
イオン導入