皮脂にはお肌に潤いを与え、皮膚を保護する働きがあります。しかし肌の状態が悪いと、皮脂腺から分泌された皮脂が毛穴からスムーズに流れず炎症を起こし、その結果としてニキビができることになります。 ニキビによる炎症で肌がより悪化すると、なかなかニキビが良くならない悪循環になります。
当院のニキビ・ニキビ跡の治療
当院では、患者様のニキビ・ニキビ跡の症状により、最適な治療方法のご提案を行っております。
治療についてのご不明点などについて、何でも遠慮なくお問い合わせください。
ニキビ治療
思春期は皮脂の分泌が多くニキビができやすい時期ですが、ホルモンバランスの崩れ、ストレスや生活習慣、偏った食生活、間違ったスキンケアなど、成人になってもニキビを繰り返す要因は数多くあります。
ピーリング治療
ピーリング治療は、酸性の薬液をお顔全体に塗布することで、皮膚表面の角質を取り除き、皮脂の分泌や炎症を抑える効果があります。ニキビの炎症で乱れた皮膚のターンオーバーを正常化して、ニキビのできにくい健康な肌に作り変えます。 グリコール酸を使用するケミカルピーリングとサリチル酸を使用するマクロピールがあり、ニキビや肌の状態によって使い分けています。
ケミカルピーリングイオン導入
ビタミンCやトラネキサム酸などの美肌成分を、微弱な電流でイオン化させて肌に浸透させる治療です。皮膚にはバリア機能があるので、塗り込むだけでは皮膚の奥まで届きにくい美肌成分を、イオン化することでバリアを超えて奥深くまで浸透させることができます。 ビタミンCを高濃度で浸透させることで、ニキビの炎症を抑える効果があります。
イオン導入内服薬・塗り薬
ニキビの炎症や皮脂の分泌を抑える効果があるビタミンCを始めとするビタミン類をセットにしたサプリメントをお勧めしています。 他にも、ニキビの状態に合わせて抗菌薬や外用薬などを処方します。
ホームケア・サプリメントニキビ跡の治療
ニキビがひどくなると、炎症による色素沈着やクレータのようなニキビ跡が残ってしまうこともあります。 できるだけニキビを悪化させず、ニキビができにくい肌状態にすることがニキビ治療の第一歩になります。ニキビが収まった後のニキビ跡の治療も、専用の医療機器をご用意しております。
e-MAX(IPL+高周波治療)
IPLは、メラニン色素や赤みを薄くする光治療です。 しみやくすみ治療で代表的な治療法ですが、ニキビの炎症後の赤みや色素沈着に対しても良い適応になります。ニキビの状態によって、ピーリングなどと組み合わせることもあります。
e-MAX(IPL+高周波治療)ダーマペン
ダーマペンは、12本の超極細針を高速で反復運動させる医療機器です。 皮膚にダーマペンを当てて動かすことで、短時間で多数の微細な針孔を皮膚に作ります。 針孔を作った皮膚に、成長因子を含んだ肌再生成分の美肌薬液を塗布します。
肌再生成分が皮膚深くまで浸透するとともに、針孔を作ることで皮膚の再生機能が増幅されます。 ダーマペンによって皮膚内のコラーゲンの増殖・皮膚再生を促し、ニキビ跡の皮膚表面の凹凸をなだらかにする効果が得られます。
ダーマペンフラクショナルレーザー治療
フラクショナルレーザーは、レーザー光によって皮膚表面を削ってたくさんの微小孔を作り、熱刺激によって肌の再生を促す治療です。表面を削り取ることで、ニキビ跡の凸凹をなめらかにする効果があります。
レーザーによる熱反応で1週間程度は赤みが目立ちますので、ダーマペンに比べるとダウンタイムは強い治療ですが、クレーター状のニキビ跡に対してはより高い効果が期待できます。
フラクショナルレーザー