わき汗、腋臭(わきが)は、それぞれの原因となる汗腺が異なります。
わき汗 | エクリン腺という皮下の浅い部分にある汗腺から出る汗です。わき汗は、主にボツリヌス菌注射の治療が行われています。 |
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腋臭(わきが) | アポクリン腺という汗腺から汗が出て、皮膚の細菌と反応して独特の臭いになります。臭いを減らすわきが治療として、当院ではわきが手術や塗り薬の処方を行っています。 |
当院のわきが・わき汗治療
当院では、わき汗ボツリヌス菌注射(ボトックス注射)、わきが手術を行っており、わきに使用していただく塗り薬のご用意もございます。
わき汗ボツリヌス菌注射(ボトックス注射)
ボツリヌス菌注射は表情ジワ治療として使いますが、汗を抑える作用もあります。
わき汗のボトックス注射は、腋毛の生えている範囲を中心に、皮膚の浅い部分に細かく注射していきます。極細の針で注射しますので、少し内出血することがありますが、傷跡は残りません。 効果は数日後から徐々に出てきて、1~2週間でしっかりと効いた状態になります。
効果の持続は4ヶ月~半年です。夏場のワンシーズンであれば1回の治療で十分ですが、1年を通して効果を維持する場合は年に2~3回の治療が必要になります。 腋臭もある程度は改善しますが、基本的にはわき汗を抑える目的の治療になります。
メリット・デメリットについて
メリット・デメリットについてみるわきが手術
きわきがの原因であるアポクリン腺を取り除く手術です。わき下のシワに沿って2~3㎝程度切開して、皮膚の下にあるアポクリン腺を切除します。
アポクリン腺は直視下でしっかり切除しますので、十分な効果があります。 エクリン腺も一部切除しますので汗の量も減らすことができますが、特に汗の量が気になる場合は、ボトックス注射を併用することもあります。
メリット・デメリットについて
メリット・デメリットについてみる塗り薬
塗るタイプの制汗剤「パースピレックス」をご用意しています。 薬効成分が汗腺内の水分に反応して汗腺に栓を形成します。長期間(3~5日間)の発汗抑制効果が持続します。