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症例一覧

こんにちは。

今回は、鼻中隔延長術鼻筋へのI型シリコンプロテーゼ挿入の症例です。

 

鼻中隔延長は、鼻中隔軟骨を移植して、鼻先を下に伸ばしつつ高くします。

さらに重ねた耳介軟骨を鼻先に移植することで、よりシャープな鼻先になります。

なるべく鼻先を高くシャープにしたい場合や、アップノーズを矯正したい場合にはお勧めの方法です。

 

鼻筋のI型のシリコンプロテーゼは、ストレートや少しカーブをつけるなどご希望に応じて加工して挿入します。

ハンプを無くしたい場合も、プロテーゼの加工で対応できることがあります。

今回はややカーブをつけた鼻筋()をご希望でした!

 

術前と、術後10日目です。

腫れもほぼ落ち着いており、シャープな鼻先になっています。

鼻の手術では意外と腫れや内出血などのダウンタイムは短いですが、術後4~5日間は固定具を続ける必要があります。

術後10日目ですが、鼻柱部分の傷は目立ちにくいです。

最終的には、近くで見ても分からないくらいにきれいに治ります。

 

患者さまにもたいへん喜んでいただけました!

モニターのご協力ありがとうございました。

 

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こんにちは。

今回は、男性のお腹周りの脂肪吸引をご紹介します。

 

皮下脂肪優位の女性に比べると、内臓脂肪優位の男性は脂肪吸引で痩身効果を得るのが難しいと言われています。

脂肪吸引は女性が多いですが、男性にもニーズがあります。

しっかりとした技術と、ちゃんとした適応を考慮すれば、しっかりと効果が出ます!

とくにお腹周りは、男性でも良い適応です。

 

今回は、お腹全体(上腹部と下腹部)、腰部を吸引しました。術前と、術後1ヶ月半の経過です。

男性の場合は内臓脂肪が多いので脂肪吸引の効果も限定的ですが、

腹部と腰部を含めてしっかり吸引すればこれだけの効果が出せます。

 

術前と術後1ヶ月の状態です。

まだ、術後短期間なので皮膚の硬さがありますが、すでにすごーく細くなりました!

もう少し時間経過しますと、お腹の固さもすっかりなくなり、このお写真以上に細くなります!

引き締まったお腹周りになりました!

体型も逆三角形になっていますね!

 

術後1週間の状態ですが、腫れや内出血はそれほど目立たず、すでに術前より細くなっています。

 

 

たいへん喜んでいただけました!

モニターのご協力ありがとうございました!

 

お腹周り脂肪が気になる男性の方、是非ご相談くださいませ!!

 

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2019.07.07 日 23:44
日傘男子が増えてきた

こんにちは。

いよいよ本格的な夏が到来しますが、夏の大敵は強力な紫外線です。

紫外線対策の一つとして、日傘による物理的遮光があります。

東京五輪・パラリンピックの暑さ対策として、小池都知事から「かぶる傘」がお披露目されて話題になりました。

あまりにもダサいと酷評されているみたいですが、紫外線対策としてはなかなか優れものです。

さすがに傘をかぶるのは勇気がいりますが、日傘であれば、最近は日傘男子が増えているという話題もありました。

汗だくのおっさんは嫌われますし、営業マンなら営業成績にも響きかねないでしょう。

これからは、男女問わず日傘が広まっていきそうです。

そこで、日傘の効能について調べてみました。

 

日傘商品の広告を見ると、「完全遮光」「UV100%カット」など性能をアピールしています。

ちなみに、目で見えている光と紫外線は異なるものです。

太陽から届いている光には、目に見える光と、目に見えない光があります。

目で見える光は、可視光線と言います。

目に見えない光はいくつか種類がありますが、その一つが紫外線です。

基本的には、99%を超える遮光であれば紫外線も同様の水準でカットしているようですが、厳密には違う機能なので、注意する必要があります。

サングラスでは、遮光性能と紫外線カット性能は明確に分けられていますね。

 

また、頭上からの遮光を徹底しても、完全遮光とはなりません。

地面からの照り返しがあります。

以下に、照り返しに関する、気象庁のホームページからの抜粋を載せておきます(一部省略)。

 

屋外にいる人は、上空から地上に向かう紫外線(太陽からの直射光と大気で散乱された光をあわせたもの)を浴びるだけでなく、地表面で反射された紫外線も浴びています。

地表面での紫外線の反射の割合は、地表面の状態により下表の様に大きく異なります。

上空からの紫外線に対して帽子や日傘の利用は有効ですが、地表面から反射してくる紫外線についても忘れずに、総合的な紫外線対策をとることが大事です。

 

つまり、都会ですとアスファルトが多いので、太陽光の10%は下から入ってくるわけですね。

実際には、ビルの壁や窓ガラスからの反射光もありますから、横からの光も無視できないと思います。

例えば、横と下から20%の照り返しがあると想定して、100%遮光の日傘の効果をSPFに換算してみますと、

太陽光が5分の1になりますから、SPF5の効果になります。

屋外での移動が長めなら、SPF5では不十分なので、UVクリームの使用が推奨されます。

日傘のメリットとしては、汗や時間で効果が落ちてくるUVクリームに比べると、効果が変わらず保たれることだと思います。

(ただし、日傘が古くなると、コーティングが剥がれて遮光性能が落ちてくるので、定期的に新品にした方が良さそうです)

 

日傘帽子すごい良さそうなんですけどね、誰も使っていない…

オリンピックを機に、みんなで日傘帽子かぶりませんか?

 

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こんにちは。

今回は、お腹周りの脂肪吸引手術 を行った症例です。

 

お腹まわりの脂肪は、皮下脂肪と内臓脂肪がありますね。

脂肪吸引のターゲットは、皮下脂肪です。

 

女性の場合は、どちらかというと下腹部の膨らみを気にされる方が多いです。

下腹部は、皮下脂肪が多いことで膨らみが目立ってきます。

一方で男性の場合は、上腹部も含めたお腹全体が膨らんでいることが多いのですが、内臓脂肪が多いことで腹部全体の膨満感が出てきます。

女性の場合も、胃下垂などで下腹部に内臓が偏ってしまうと、皮下脂肪を減らしても膨らみが残ることもあります。

 

また、女性の場合はウエストラインをしっかり出したいと希望される方が多いですね。

ウエストラインを出すには、お腹側だけでなく、背中側からも吸引をすることをお勧めします。

腰部分をしっかり吸引することで、より効果が高くなります。

 

お写真の患者様は、下腹部と腰部を脂肪吸引 しました。

モニターのご協力ありがとうございました。

手術前手術後の比較です。

 

術後の腫れや内出血の経過(ダウンタイム)です。

術後数日~1週間では、腫れと内出血がピークになります。

内出血は下に下がるので、吸引した部分とは関係ない太ももに内出血が広がることが多いです。

術後1ヵ月では、腫れと内出血はおおむね落ち着きます。

コルセットで圧迫しているので、圧迫によるシワがあります。

写真ではちょっとお腹をへこましてしまってますが、かなりすっきりしたお腹周りになりました。

術後2ヵ月では、形としてはほぼ仕上がりに近い状態になります。

部分的に少し硬かったり、触ったときに鈍さを感じることはあります。

まだ圧迫は続けていますが、術後3か月で問題なければ、圧迫なしのフリーになります。

 

お腹の脂肪吸引 は、太ももに比べるとダウンタイムは少なめで、術後の腫れや痛みは引きやすいです。

また衣服で隠しやすいので、手術を躊躇している方でも、敷居は低めの手術だと思います。

ダイエットや運動で頑張っていてもお腹周りが気になる方は、ぜひご検討いただければと思います。

 

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2019.04.11 木 22:56
春の北海道を満喫

こんにちは。

例年の日本形成外科学会、今年は札幌でした。

せっかく良い季節に北海道まで来ましたので、学会後、北海道巡りをしてきました。

札幌 → 小樽 → 登別 → 洞爺湖 → 富良野 と、ガッツリ北海道を満喫してしまいました。

洞爺湖では、洞爺湖サミットで有名な、洞爺湖ウインザーホテルに宿泊しました。

洞爺湖といえば、雲海が見れるかも。ということで…

朝早起きして… 一面の雲海です。これは文句なしに素晴らしい!

 

 

雲海が晴れると、洞爺湖が現れます。

ミシュランで世界的に有名なフレンチ、ミシェル・ブラスもあります。

今のところ、ここが日本で唯一の支店です。

おしゃれで斬新でした。

 

北海道といえばヒグマですが、クマ好きの嫁さんのたっての願いで、クマ牧場をはしごしてきました。

登別のクマ牧場は有名ですよね。

エサをもらう時のクマのポーズが大人気。

 

もう一つ、十勝サホロリゾートにある、ベアマウンテンもすごくお勧めです!

クマの森で、自由に暮らすクマたちをバスに乗って観察できます。

さらに、窓越しに激近でヒグマが見られるスポットもあります。

 

 

 

クマ好きの嫁さんがへばりついたまま離れませんでした。

 

 

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こんにちは。

今回は、二重切開をされた患者様の症例です。

モニターのご協力、ありがとうございました。

 

二重手術は、切開法埋没法があります。

切開法は、ご希望の予定二重のラインに沿って切開して、そこで二重の折りこみを作成する手術です。

まぶたが厚ぼったいケースでは、まぶたに余分な脂肪があれば切除します。

脂肪を切除することで、まぶたのボリューム感を減らすことができます。

 

 

切開法は、埋没法にくらべるとダウンタイムは長くなります。

手術による腫れや内出血は2週間程度で落ち着いてきますが、二重の幅は少し広めです。

ほぼ仕上がりの形までなるには、3ヶ月~6ヶ月程度が目安です。

モニターの方も、1ヶ月目ではまだ若干二重の幅が広めです。

3ヶ月目では、ほぼ予定通りの幅に落ち着いてきました。

個人差はありますが、おおむねこのような経過になります。

 

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2018.12.12 水 22:30
目の整形 二重切開

こんにちは。

今回は、二重切開 をされた患者様のモニター症例になります。

 

二重切開手術では、まずは術前のデザインから始めます。

ご希望の二重になるよう、折り目のラインをマーキングします。

これが非常に重要で、左右差などを何度も確認してマーキングしていきますので、意外と時間がかかります。

手術の麻酔は、通常は注射による局所麻酔で行います。

二重予定線に沿って切開して、奥にある筋肉や脂肪組織の一部を切除します。

そのまま傷を閉じるだけでは二重が浅くなってしまうので、奥の組織(詳しくは、眼瞼挙筋の下縁)と皮下組織とを縫合固定します。

これで、目を開けた時にしっかり切開線が折り込まれるので、きれいな二重になります。

最後は皮膚を縫い合わせて終了です。

手術時間は早ければ1時間程度ですが、左右の調整などで2時間近くかかる場合もあります。

 

この患者様は、目頭から目尻まで、しっかりと幅広めの平行型二重をご希望でした。

本来は目の開きも良くする下垂手術がお勧めかもしれませんが、目が大きく開くことで二重幅はやや狭くなる傾向になります。

患者様との相談の結果、目の開きはそのままで大丈夫となり、二重切開を選択しました。

 

 

患者様はこれで満足いただけましたが、二重幅は、左に比べると右側が少し狭いです。

もし左右差をもう少し揃えたいとご希望があれば、右側の皮膚をもう少しだけ追加で切除すると良いと思います。

術前に皮膚が余っていると判断すれば皮膚の切除も行いますが、迷う場合は、初回手術での切除はなるべく控えています。

というのは、もし術後に二重幅の左右差の修正が必要になった場合、通常は皮膚切除のみで調整が可能です。

しかしすでに切除していて皮膚に余裕がない状態だと、これ以上に皮膚を切除することもできず、調整が困難になるからです。

 

当院では、診察の段階からじっくりお時間をかけてご要望やご質問にお答えしています。

ご興味のある方は、お気軽にご来院ください!

 

 

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こんにちは。

以前にも顎のヒアルロン酸注射の症例をご紹介していますが、顎を出すといってもどのように出すのか、センスが問われます。

下顎の発育が足りないと、下の方のように顎が後退した形状になります。

 

この場合は、なるべく顎を前に出すことを目指して注射をする必要があります。

下の方は、顎の発育は悪くないのですが、顎の形状がややスクエアです。

ですので、前に出す必要はあまりありませんが、正面から見た時にシャープさが出るようにしました。

顎がシャープになると、フェイスラインが細く小顔に見える効果もあります。

顎に注入するヒアルロン酸は、やや硬めの製剤を使いますので、吸収されるのに1年半~2年かかります。

持続期間が長いので、定期的なメンテナンスは1年おき程度で済みます。

また、メンテナンスの注入量は、初回の注入量よりも少なくてよいと思います。

上の方は初回なので1.5ccを注入しましたが、2回目以降は1ccかそれ以下でも十分だと思います。

顎のヒアルロン酸注射だけでも、かなり印象を変えることができます。

ご興味のある方は、ぜひカウンセリングにいらしてください!

 

 

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こんにちは。

誰しも、痛い治療は嫌なものです。

私自身も歯の治療に通ったことはありますが、情けないことに、やはり一番怖かったのは痛みですね…

炎症が歯髄の周辺に広がっていて、完全に麻酔がかからず、痛みを我慢せざるを得ない治療箇所もありました。

いま思い出しても脂汗が…

 

美容医療も医療行為なので、痛みを伴うものです。

大まかな美容治療と痛みについて挙げてみます。

 

①全身麻酔・静脈麻酔での手術

鼻の手術、脂肪吸引など、時間を要する手術や大きな範囲の手術になると、全身麻酔あるいは静脈麻酔を行います。

どちらも、麻酔をかける前に点滴をとります。

点滴から麻酔の薬を入れ、マスクから吸ってもらい、手術中は完全に意識の無い状態になります。

ですので、全身麻酔・静脈麻酔は、点滴を入れるときに痛みがありますが、それ以外はありません。

②局所麻酔での手術

目の手術や、ホクロを取る手術などは、基本的に局所麻酔になります。

麻酔注射の痛みの程度は、場所によって変わります。頬や鼻の麻酔は、やや痛みの強い場所だと思います。

まぶたの注射は、表側(皮膚)はそれほど痛みは強くないですが、裏側(結膜側)は痛みがやや強いと思います。

埋没法の時には、表側と裏側の両方を麻酔する必要がありますが、麻酔量は少量で済みます。

切開での手術だと、麻酔は表側だけですが、やや広範囲に注射をする必要があります。

また、切開手術は時間がかかるため、手術中に少し麻酔が切れてくる事があります。

麻酔はいつでも追加できますので、少しでも痛みを感じたら遠慮なくおっしゃっていただくようにしています。

③ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射は、最近は鈍針(尖端が丸い針)を使って注入することが多くなりました。

鈍針を使う場合は、針を入れる1点にごく少量の局所麻酔をします。これはちょっと痛みはあります。

鈍針を挿入する際の痛みはそれほどなく、皆様、思ったほど痛くないとおっしゃっていますね。

④ボトックス注射

ボトックスは、通常の針で注射します。

基本的に筋肉への注射となりますので、針を刺す痛みもありますが、注入した時の痛みの方が強いと思います。

筋肉内注射はある程度の痛みがあるのですが、なるべく痛くないよう、クーリングや表面麻酔クリームなどで対応しています。

⑤シミ治療(レーザー、フォトフェイシャル)

美容皮膚治療の王道であるレーザーやフォトフェイシャルは、照射時にちくちくと弾かれるような痛みがありますが、通常は我慢できる程度です。

⑥たるみ治療(超音波、高周波治療)

当院では、ダブロゴールド(超音波たるみ治療)、サーマクール(高周波たるみ治療)があります。

レーザーと違い、皮膚の深い層に熱を与える治療なので、熱くて痛い感覚があります。

照射の強さは標準設定があるのですが、ダブロゴールの場合、頬骨・フェイスラインなどは痛みを感じやすいので

2~3割の方はちょっと痛みに我慢できず、少し設定を低くする事があります。

 

全く無痛で美容治療をすることは難しいのですが、医師の心構えで、できる限り痛みを少なくすることも非常に大事です。

出来るだけゆっくりと麻酔注射をする!

忙しくても面倒くさがらずにしっかりクーリングをする!

治療の最中、痛いかどうか、なるべく声掛けをして確認する!

などなど…

私自身もすごい痛がりですので、患者様の身になって、痛くしない治療を心がけたいと思います!

 

 

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2018.06.24 日 17:37
眼瞼下垂とは

こんにちは。

今回は、眼瞼下垂についてお話します。

最近は、眼瞼下垂の認知度が上がり、患者様にお話する時もご存じの方は多いですね。

眼瞼とは、まぶたのことです。

眼瞼下垂とは、まぶたを挙げた時、すなわち目を開けた時に十分にまぶたが挙がらない状態のことを言います。

どんな目?かをお示ししますと、

私の大好きな大泉洋さんも、医学的には眼瞼下垂です。

特徴としては、

・まぶたが黒目の半分近くか半分以上までかぶっていて、眠そうな目のイメージです。

・まぶたがくぼんで、くぼみ目になることがあります。

・一重の方も多いですが、二重の場合は線が浅かったり、あるいは三重以上になることがあります。

・まぶたが挙がらないために、おでこに力を入れて眉毛を持ち上げて目を開けようと頑張りますので、眉毛が上がって額にシワがよります。

 

なぜ瞼が挙がらないかというと、瞼を持ち上げるための筋肉(眼瞼挙筋といいます)に原因があります。

眼瞼挙筋は、図のように、瞼板というまな板のような軟骨に付着しています。

眼瞼挙筋が縮むことで瞼板が上に引きあがり、まぶた全体が持ち上がって行きます。

瞼が挙がらなくなる主な原因としては、二つあります。

① 眼瞼挙筋と瞼板の付着が緩んで外れてしまう(眼瞼挙筋そのものの機能は正常)

② 眼瞼挙筋そのものの機能が弱い

 

① の場合は、加齢性の老人性眼瞼下垂や、若い方でも軽度の眼瞼下垂の方に認めます。

② の場合は、生まれつき片目の開きが極端に悪いなどの先天性眼瞼下垂症や重症筋無力症などで認めます。

どちらも手術による治療の対象となりますが、美容外科手術においては、①のケースになります。

黒目の中心までも目が開かない重度の眼瞼下垂では、保険適応になる場合がありますが、それよりも軽度の眼瞼下垂であれば、原則として自費診療となりますので、美容外科領域で治療されることが多いと思います。

 

眼瞼下垂の手術は、二重切開 + 挙筋前転術 という内容になります。

二重切開は、二重の予定線を切開して、二重を作成するというポピュラーな美容外科手術です。

二重切開のみの治療では、瞼の脂肪(眼窩脂肪)の処理までは行いますが、その奥にある眼瞼挙筋まではいじりません。

眼瞼下垂手術では、眼瞼挙筋を引っ張りだして、瞼板との付着部分をしっかり固定するという処置(挙筋前転といいます)も同時に行います。

眼瞼挙筋を固定することで、筋肉の動きに連動してしっかりとまぶたが持ち上がるようになります。

 

また、もう一つの下垂手術として、切開をしない目力アップという手術法もあります。

これは、まぶたの裏側に糸をかけて筋肉を縫い縮めるようにして、瞼が持ち上がりやすい状態にする方法です。

少し後戻りする可能性はありますが、切開をしないので、傷が残らずダウンタイムが少ないのがメリットになります。

ただし目力アップだけでは二重を作れないので、二重もご希望の場合は、別途、埋没法による二重手術も必要になります。

 

二重希望で来られる患者様は、往々にして、眼瞼下垂もある方が多いです。

そもそも二重は、まぶたがしっかりと持ち上がることで、皮膚が折りたたまれて出来るラインです。

ですので、まぶたが十分に挙がらないと、浅い二重か、三重などの不安定なラインになります。

さらに前述のように、眼瞼下垂の特徴であるくぼみ目や眉毛を持ち上げることでも二重が出来にくくなります。

二重希望で来られた患者様でも、眼瞼下垂が目立つ場合は、下垂手術の方をお勧めすることもあります。

 

最近は、スマホなどで目を酷使することが多いのか、若くして眼瞼下垂症状のある方が増えているような印象があります。

二重でお悩みの方は、眼瞼下垂の事も知っておくと、治療に関する理解の助けになると思います。

 

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こんにちは。

今回は、ヒアルロン酸で横顔美人を目指して、おでこと顎のヒアルロン酸治療をご紹介します。

側面からの顔の印象は、おでこ、鼻、あごの高さのバランスに影響されます。

鼻を高くする隆鼻術をしても、おでこと顎の高さが足りないと、不自然なイメージが残ります。

 

おでこを高くするには、ヒアルロン酸注射と、脂肪注入があります。

あごを高くするには、ヒアルロン酸注射と、顎のプロテーゼ挿入があります。

あごにも脂肪注入は可能ですが、あまりシャープな形には向かない治療です。

手術以外の治療法であれば、やはりヒアルロン酸注射になります。

ヒアルロン酸は、シワを改善させるだけではなく、輪郭を作り出す目的でも使用します。

 

ひたいとあごにヒアルロン酸を注射した患者様をお示しします。

額には6cc、顎に1cc のヒアルロン酸を注射しています。

 

正面からでは分かりにくいかもしれませんが、

斜め、特に側面からは、変化がよく分かると思います。

顔の高さのバランスが整うと、大人の女性といった上品なイメージになりますね!

 

日本人の場合、鼻が低いことはコンプレックスとして多いですが、全体のバランスも忘れてはいけません。

今の鼻の高さを最大限生かして、バランスを良くするだけでも印象は変わります。

ご興味のある方は、ぜひカウンセリングにお越しいただければと思います。

 

 

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埋没二重手術は、美容整形手術では最も件数の多いカテゴリーだと思います。

美容外科を標榜しているクリニックであれば、治療メニューには必ず埋没二重手術があると思います。

それだけ数多くの施設で行われている手術ですので、ホームページひとつをとっても、様々な情報が溢れています。

このような状況なので、これから手術をされようとしている患者様がご自身で情報を整理して正確に把握することは難しいのではないかと思っています。

広告宣伝でよく見かける文言としては、「一般的な方法と違って、うちではより優れたオリジナルの方法でやっています」という感じです。

しかし実際は、一般的な方法と同等の内容であることもしばしばです。

我々医療従事者であれば、これは一般的にやっている方法だよね、というのが分かりますが、患者様は判断しようがありませんよね…

一般的な方法ってなんでしょうか?

まずは、普通のやり方、すなわちスタンダードの埋没二重手術について知ることが大事かと思います。

簡単な手術内容や仕組みは以前のブログでも記載しております。

ここでは、実際に他院のカウンセリングを受けられた患者様から伝え聞いた内容でお話します。

 

「糸の種類によって大きな違いがあります。細くて高級な糸を使えば、二重が外れるなどのトラブルが起こることがなくなります」

高級な糸だと料金が跳ね上がったそうです。これは、同じ医療者としては、少し怒りを覚えますね。

まず二重手術では、通常は7-0という規格の細さの糸を使う施設が多いと思います。

数字が糸の太さを示しており、数字が大きくなると細くなります。

他院よりも細い糸であることを強調している広告も見かけましたが、よく見ると一般的に使われている糸でした。

もちろんもっと細い糸もありますが、あまりに糸が細すぎても切れてしまう可能性もあるため、多くの施設ではこのあたりの太さで落ち着いているのだと思います。

また、医療メーカーによって糸の種類もいくつかありますが、ちゃんと医療用に製造されて認可も受けているので、種類によって明らかに質が異なることなどありません。

糸の伸縮性や針の形状などの細かな違いはありますので、術者の好みや埋没法に合った糸を選んでいることはありますが、まっとうな施設であれば、最初からベストの糸を使用しているのが当然です。

 

②「通常はループ状に糸を入れるために点で支えるが、当院では特別な入れ方で二重の線に沿って糸を入れるので、線で支えるから外れにくいです」

埋没手術では、ループ状に糸を入れ込むのはスタンダードな方法です。

ただし、通常は点で支える、というのが事実と異なります。

ループ状と言っても、正確には、ほぼ三角形に近い台形になります。

平面図では分かりずらいかもしれないですが、表側(皮膚側)は、二重ラインに沿って数ミリ、皮下に線状に糸が入ります。

まぶたの裏側は、わずかしか間隔をあけずに糸がかかりますので、結果としては三角形に近い形で糸が入ることになります。

このように皮膚側で二重の線に沿って糸を入れるのは通常されている方法で、特別な方法ではありません。

中には、ラインに沿って皮下に糸を入れず、本当に一点に糸を掛けているだけと思われる広告も見かけました。

それだと、文字通り1点で支えているだけなので、直後は二重になりますが、早期に外れてしまう可能性が高いです。

ただ、皮下に糸を通さないため、内出血や腫れが非常に少なくて済みます。

腫れない手術は良いのですが、すぐに戻ってしまっては意味がありません。

 

③「極細の針を使って麻酔をしますから、痛みがなく腫れません」

まぶたの麻酔で使用する針の太さは、30G~34G(ゲージ)あたりを使用することが多いと思います。

数字が大きい方が、細い針になります。

まぶたの手術で一番多く使用されるスタンダードの針は、30Gだと思います。

ですので、30Gの針が特別に細い針ということはありません。

34Gは非常に細い針なので、施設によってはプラス料金がかかるところもあります。

痛みに関しては、針が刺さる瞬間もチクッとしますが、麻酔液が注入される時が一番痛いと感じます。

ですので、私の場合はなるべくゆっくりと注入するのと同時に、麻酔が効いてきたら針先を徐々に進めながらさらに麻酔を入れていくようにしています。

ようするに、丁寧に注射をするという術者の心構えが実は重要で、針の細さは痛みに大きく影響しません。

もちろん、針が細ければ、刺した瞬間のチクッとする痛みは少なくなるでしょうし、注入も勢い良くはできませんから、ゆっくりの注入になるという意味では良いと思います。

何より、まぶたに針を刺すのですから、患者様の立場としては、なるべく細い針の方が不安が少ないですよね!

内出血は、確かに細い方が少ないかなと実感しています。(それでも、内出血するときはしてしまいます)

なるべくダウンタイムを少なくするなら、細い針が良さそうですね。

 

当院は特別、当院オリジナル、などを謳い文句に、明らかに相場とかけ離れた高額の手術費用を提示するクリニックは実際にあります。

ある程度の知識と賢明な判断が患者さんにも必要だと思います。

溢れる情報のごく一部になりますけれども、クリニックを選ぶときのご参考にしていただければ幸いです。

 

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こんにちは。

今回は、厚ぼったいまぶたを改善する治療法についてです。

厚ぼったいまぶたには、いくつかの原因があります。

主には、下記のような原因が挙げられます。

① まぶたの脂肪(眼窩脂肪といいます)が多い

② 皮膚の下の筋肉(眼輪筋といいます)や皮膚そのものの厚みがある

③ 皮膚のたるみがある

 

②に関しては、根本的な治療法はありません。

二重切開手術では多少の筋肉は切除しますが、まぶた全体の筋肉を切除してしまうことはありません。

③に関しては、皮膚のたるみ切除をすることで改善が得られます。

 

①に関しては、いくつかの治療法があります。

効果的なのは、やはり手術で脂肪を切除することです。

手術法は、二重切開手術で脂肪を切除する方法と、マイクロ脱脂(微小切開)で脂肪を切除する方法があります。

両者とも眼窩脂肪を切除する手術ですので、瞼をすっきりさせる効果は優れています。

ただ二重切開手術では、眼窩脂肪以外の、筋肉や周囲組織もある程度切除しますので、よりすっきり感を出したい場合はこちらがおすすめになります。

また、まぶたの脂肪は、下図のようにふたつあります。

二重切開の場合は、筋肉下の脂肪(ROOF)も追加で切除することができます。

 

眉下あたりのボリュームが気になっている方は、ROOFが多いかもしれません。

 

注射による治療法もあります。

脂肪融解注射(BNLS)を脂肪に注射することで、脂肪のボリュームが徐々に減ります。

但し、注射でのターゲットは、筋肉下の脂肪(ROOFなど)になります。

注射なので、ダウンタイムで腫れることもほとんどありません。

手術に比べると、もっとお気軽に治療を受けていただいて良いと思います。

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こんにちは。

先日、レーザー機器メーカーのシネロンキャンデラ社のセミナーに参加しました。

今の美容医療では、レーザーは必須の治療機器となっています。

レーザーは波長によっていくつかの種類があり、それぞれが個々の特徴を持っています。

治療するターゲットによって、最も適したレーザーを選択することになります。

そのひとつが、炭酸ガスレーザーというものです。

炭酸ガスレーザーの特徴としては、瞬時に水分を蒸発させる性質です。

組織内にある水分を蒸発させることで、組織そのものを削り取ることができます。

ホクロやイボをレーザーで治療する場合は、炭酸ガスレーザーが第一選択です。

 

炭酸ガスレーザーといっても器械は1種類だけでなく、色々なメーカーから発売されており、性能にも違いがあります。(冷蔵庫やテレビといった、家電と同じようなものですね)

当院では、炭酸ガスレーザーの中でも最も高機能モデルのひとつである、シネロンキャンデラ社のCO2RE を使用しています。

医療機器製造販売承認を取得している、信頼性の高い機器です。

こちらの機器の特徴としては、

レーザー照射をコンピューター制御することで、組織を均一に削り取ることができます。

手動での照射に比べると、より安全で確実な治療を行うことが可能になりました。

もう一つは、フラクショナルレーザー治療が可能ということです。

フラクショナルとは、断片という意味があります。

通常のレーザー照射は、一定の面積内にほぼ均一に照射されます。

フラクショナルモードでは、一定の面積内に、いくつもの細かい照射を同時に行います。

細かい照射をすると何が良いかというと、皮膚に必要以上のダメージを与えず、顔全体などの広い面積に照射していくことができます。

削れた部分から皮膚の再生が行われることで、ニキビ跡や、肌質・小じわ・毛穴の改善効果があります。

 

炭酸ガスレーザーのダウンタイムですが、

ホクロの除去では、削った跡の赤みが、2~3ケ月をかけて徐々に薄くなります。

赤みが消えても、軽度の色素沈着や、白っぽい瘢痕が残りますが、通常は目立つ状態にはなりません。

下はホクロの除去の患者様ですが、顎のホクロを炭酸ガスレーザーで治療しています。

(ほうれい線のホクロは大きいので、手術で取りました。)

治療後、3ケ月になります。

フラクショナルモードの場合は、治療するターゲットによって照射エネルギーの設定を変えるので、ダウンタイムは違ってきます。

ニキビ跡には強めのエネルギーで照射しますが、1か月程度は赤みが生じ、その後に色素沈着が出ることもあります。(実際のニキビ跡治療の経過は、以前のブログでも紹介しています。)

美肌・小じわ改善治療だと、赤みは数日で引きますが、若干のかさぶたが生じることがあります。(こちらも、数日で剥がれ落ちます)

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こんにちは。

最近話題になっているヒルドイドについてです。

メーカーの方にも色々とお話を伺ってみての、あくまで私見ですので、ご容赦くださいね。

この問題は、ヒルドイドの美肌効果がすごく良い、との情報が出回り、病院で大量に処方されている、というものですね。

薬剤としては確かに良い薬であり、長く使用されてきました。

ヒルドイドの本来の効能としては、血行促進作用があります。

そのため、そもそもは主に瘢痕治療などに使用されていました。

しかし、基剤の保湿作用も優れていることから、乾皮症やアトピーなどの皮膚症状を軽減するための薬剤として使用されることも多くなりました。

良い薬と言っても、保湿作用が優れているというだけのことですから、しわやしみがなくなる、肌が若返るなどの効能はヒルドイドによるものとは言い難いです。

しかし、巷の一部の有名人や自称美容家という方々が、SNSなどでヒルドイドの美容効果を過剰に宣伝したことが問題です。

(残念なことに、同業である医師が、美容アイテムとしてヒルドイドを推していることもあったようです…)

ヒルドイド問題に限らず、専門知識を持たない人々が発する曖昧な情報があたかも真実のように拡散してしまうのは、ネット社会の恐ろしさを感じます。

 

さらに今回の件は、美容目的でありながら保険での処方が横行していることが問題を大きくしました。

対応策として、ヒルドイド単独での処方は全額自費負担にする、という提案!も出されています。

しかし、アトピーなどの皮膚疾患では、ヒルドイドは必須の外用薬であり、単独で処方が必要な場合もあります。

病気で必要な方々にまで自費負担を強いるかもしれない、大変な事態となっています。

 

難しい問題ですが、使う側、医師側のモラルが問われます。

しかし、使う側の人たちは、「こんな良い美容アイテムが安く手に入るなんてラッキー!」、ぐらいにしか考えてないでしょうから、意識を変えるのはなかなか難しいのではないでしょうか。

やはり、医師側での意識改革が必要でしょう。

保険で出すべきではないことは分かっていながら、断るのも面倒だしまあ良いか…と処方してしまう。

それが問題を大きくしてしまったことを自覚しなくてはならないと思います。

 

ヒルドイドと同等の保湿剤は、一般の薬局でも手に入ります。

どうしてもヒルドイドをご希望であれば、美容のクリニックで自費購入していただければ問題なしです!

 

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こんにちは。

今回は、今や定番の美容治療となった、ヒアルロン酸注射 についてです。

 

ヒアルロン酸注射は、法令線やゴルゴライン、マリオネットラインなどのシワ治療の他、鼻や顎を高くするなど、幅広く行われてきた治療ですね。

しわを目立たなくするために、しわの部分に注入するというのは、今までやられてきた方法で、もちろん今もそうです。

しかし、最近では新しい概念のもと、新たな注入法 が進化してきました。

新しい概念とは、皮膚・皮下組織・骨までを含めた加齢性変化です。

年を取ると、皮膚がたるんでくる、というのは誰しも感じますね。

実はその他に、皮下の脂肪組織が下垂する顔面骨が委縮する、という加齢性変化も、見た目の老化に大きな影響を与えています。

例えば、脂肪組織が下垂したりボリュームが減ることで、くぼみが目立ち、フェイスラインは崩れてきます。

顔面骨が委縮することで、目がくぼみ、頬がこけて、顔全体のたるみがより助長されます。

この加齢現象を、ヒアルロン酸でカバーしようというのが、新しい注入法です。

具体的な注入方法は、以前のブログにもアップしていますので、ご覧いただければ幸いです。

 

このたび、ヒアルロン酸製剤の最大手、アラガン社のセミナーに参加しました。

今回のセミナーは、シンガポールと中継して、リアルタイムでご遺体の顔面解剖を実況するという会でした(驚)

顔面解剖をみっちり学び、注入技術をより高める、という、大変貴重な機会となりました。

学んだことを、患者様に還元していけたらと思います。

 

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こんにちは!

今回は、札幌で開催されました、日本美容外科学会に参加してきました。

日本美容外科学会は今年の春にも参加しましたが、今回の学会は、形成外科医を中心とした美容外科学会になります。

名称が全く同じなので、ちょっとややこしいですね。

美容外科学会なので、やはり美容外科手術が中心です。

最近はライブサージェリーに力を入れる学会も増えています。

ライブサージェリーとは、実際の手術の生中継を会場で見ることができるというものです。

ご高名な先生方の秘伝の手術手技に触れることができる、大変貴重な機会です。

手術手技以外にも、手術シミュレーションや手術器具類、美容皮膚関連の機器などなど、二日間に渡り慌ただしかったですが、大変充実した学会でした。

夜はフリーですから、いつものごとく、札幌のご当地グルメめぐりになります。

スープカレーはどうしても食べたかったので、学会前日深夜、到着した足ですすきのへ向かいました。

海鮮丼も合間をみて、何とかありつけました。

道すがら、観光用の馬車を見ました。

観光は全くできませんでしたが、旅行でまた北海道に来たいですね…

 

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こんにちは。

今回は、たるみ・しわのアンチエイジング治療をご紹介します。

最近は特に、この分野での治療はすごく進歩していると思います。

手術だけでなく、非手術治療でも色々な新しい治療法がどんどん出てきます。

どの治療が一番か、ということは言えません。

それぞれに得意分野や効果が異なるので、個々の患者さまの状態やご希望で、最適な治療法を選択することになります。

また、一つの治療で解決できないこともあり、その場合は複数の治療を組み合わせることが重要です。

今回は、たるみとしわの改善をご希望された患者さまに、糸リフトと脂肪注入を行いました。モニターのご協力に感謝いたします。

手術ではありますが、どちらも切開ではなく針で行うので、治療後のダウンタイムとしては短めで、目立つ腫れや内出血は、概ね1週間程度で落ちつきます。

糸リフトは、頬の皮下に、特殊な糸を挿入して引き上げる治療です。

微小のトゲの返しがたくさん付いていて、たるみがひき上がった状態で周囲組織に引っかけることで、引き上げた状態を維持する仕組みです。

糸の種類はいくつかあり、年齢やたるみの程度、ご本人のご希望を含めて、どれを使用するかを判断することになります。

脂肪注入は、太もも内側や下腹部などから注射器で脂肪を採取して、同様に注射器で目的の部位に注入していきます。

注射のみの治療なので、傷跡が残らず、腫れも最小限で済むのが利点です。

脂肪は一部は吸収されますが、生着した分はそのまま維持されます。

実際に、糸リフトと脂肪注入を施行された患者様をお示しします。

モニターのご協力ありがとうございます。

手術方法のイメージです。

赤丸部分は脂肪を注入した部位で、青線は糸リフトの挿入部位です。

 

術前 と 術後2週間 になります。

糸リフトでは、後戻りを考慮して、通常は若干オーバーに引き上げた状態で終了します。

2週間目だと、まだ少々不自然に引きあがった状態になることもあります。

脂肪注入は、こちらも吸収を考慮して、やや多めのボリュームを注入するため、2週間目だと若干ふくらんで見える場合もありますが、徐々になじんできます。

術前 と 術後1か月 です。

 

 

口角のシワがまだ気になりますが、さらに良くするなら、細かくヒアルロン酸注入をしても良さそうです。

今後のメンテナンス治療としておすすめしました。

今回は手術によるたるみ治療でしたが、もちろん、手術以外の治療方法もあります。

たるみを気にされている方は、お気軽にご相談にお越しいただければと思います。

 

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院長 酒井 直彦
(医学博士/日本形成外科学会認定形成外科専門医/日本美容外科学会認定専門医)
住所 〒104-0061
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