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症例一覧

こんにちは。

眼瞼下垂という言葉は、一般の方々にも浸透してきていますが、美容手術の中でも症例が増えているように実感しています。

目が開きづらくなる、というのが主な症状です。

 

典型的な症状や見た目の変化 をまとめますと、

・ 上まぶたが上がらず、目が開きづらい。目が重い。

・ おでこに力を入れて眉毛を持ち上げることで、なんとか目を開けようとする。

・ そのため、おでこに横じわが目立ち、眉間が疲れ、頭痛が生じる。

・ 眉毛を持ち上げるので、まぶたにくぼみが目立ってきて、皮膚のたるみが生じる。

・ 結果、目周りの老化がどんどん進んでしまう。

・ 目が開きづらいので、顔を上げて見ようとする。そのため、肩こりが生じる。

などが挙げられます。

 

眼瞼下垂になる原因 はなんでしょうか?

主な原因としては、

・ 加齢によるもの。

・ コンタクトなどの刺激や目を酷使するなどの生活要因。

・ 生まれつきにまぶたを持ち上げる筋肉が弱い。

・ 怪我などで、まぶたを損傷してしまう。

などが挙げられます。

 

特に多いのは、加齢による眼瞼下垂です。

もう少し詳しく説明すると、

目を開ける(まぶたを持ち上げる)動作は、眼瞼挙筋(以下、挙筋といいます)という筋肉の働きです。

挙筋は、まぶたの縁にある板状の軟骨(瞼板と言います)に付着していて、上まぶたに沿って目の奥に向かい、奥の方で付着しています。

あやつり人形のように、挙筋が縮むとまぶたが持ち上がります。

しかし年を取っていくと、瞼板と付着している部分が徐々に緩んで、だんだんと外れてきます。

付着している部分は、筋肉組織でなく膜状の組織(腱膜といいます)になっています。

いきなり外れるわけではなく、伸びたゴムのように徐々に膜が伸びて、緩んでしまうようなイメージです。

 

長い人生の間、数え切れない回数のまばたきをします。

まばたきの度に挙筋が動いていますから、年齢とともに徐々に緩んでいくのは避けようがありません。

さらに、コンタクトの着け外しや、装着していることによる刺激でも緩みが進んでいきます。

また、スマホやPCで目を酷使していることでも、緩みが進んでしまうと考えられます。

緩みの進行をなるべく遅らせることは可能ですが、眼瞼下垂の状態までなったら手術での治療しかありません。

 

まぶたを鍛えて目元のアンチエイジング! などというお話を聞いたことはありませんか?

最近ブームの、顔エクスサイズの一貫だと思いますが、

目をバチっと開ける動作を繰り返すことで挙筋を鍛えて、まぶたのたるみが改善するという趣旨の記事をいくつか目にしていますが・・・

これはやってはいけません!

挙筋は非常に薄い筋肉ですし、鍛えて筋力がアップするような筋肉ではありません。

そもそも一番問題なのは、力を込めて目をパッチリ開ける動作が、挙筋の緩みを急激に進行させます。

このような動作を毎日していたら、わざわざ眼瞼下垂を作り出すようなものです。

目元の老化の相談でいらした患者様で、実際にこのエクスサイズをされていた方がいらしたので、このようにお話をするとびっくりされていました。

医療従事者から正確な医療情報をもっと啓蒙していくことが大事だと感じます。

皆様、根拠のない美容情報には要注意です!

 

 

 

 

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こんにちは。

今回は、上まぶたのたるみ治療のひとつ、眉下切開 の症例をお示しします。

上まぶたのたるみは、加齢とともに気になる方も多いと思います。

 

上まぶたのたるみを改善させる治療としては、基本的には手術になります。

手術としては、切開する方法切開しない方法があります。

 

切開しない方法としては、二重手術として行っている埋没法になります。

埋没法は本来、一重から二重にしたり、二重幅を広げるための手術ですが、

たるみを改善させる治療としても有効です。

裾の長いズボンやカーテンをたくし上げるイメージで、たるんだ皮膚を糸でとめることで、たるみを改善させることができます。

ただし、たるみが多すぎると適応は難しいのと、時間とともに糸が緩んできますので、個人差はありますが数年でたるみが戻ってきてしまう可能性があります。

 

本格的に治療するのであれば、切開によるたるみ治療がお勧めです。

二重ラインに沿ってまぶたの部分で切開する場合と、眉下部分で切開する場合があります。

 

 

どちらの切開にするかは、

二重の形、眉毛の高さや形、たるみの状態、まぶたの厚み、傷やダウンタイムについてのご本人のご要望、などを考慮して総合的に判断します。

 

例えば、皮膚がそれほど厚ぼったくなくて二重がはっきりしない場合は、二重ラインで切開する方が良いかと思います。

逆に、二重はあってもかぶっていて、皮膚も厚ぼったい場合は、眉下ラインの切開が良いと思います。

まぶたは十人十色なので、患者さんを実際に診察して初めてどちらが良いかの判断になります。

 

実際に、眉下切開を選択して治療した患者様になります。

モニターのご協力、ありがとうございました。

 

術前の切開デザインです。

線に沿って切開し、囲まれた部分の皮膚は切除します。

術後の経過です。

 

たるみがすっきりして、眉毛の位置も少し下がり、自然な若返り効果が得られたと思います。

眉毛はメイクをしていますが、通常のメイクでも傷はそれほど目立っていないと思います。

半年ほどで、さらに傷は目立たなくなります。

まぶたのたるみが気になる方は、ぜひご相談にいらして下さい。

 

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こんにちは。

今回は、二重をご希望される場合に必ず行っている、術前シミュレーションのお話です。

 

二重にする美容外科治療は、大きく分けて埋没法と切開法があります。

それぞれにメリットとデメリットがありますが、診察時に患者様と十分話し合います。

 

診察では、ご希望の二重について確認していきます。

二重の形に関しては、大きく分けて末広型平行型があります。

まずはどちらを目指したいのか聞いたうえで、ブジーという針金を使って実際に仮の二重を作ってみます。

これが術前のシミュレーションで、実際の術後の仕上がりをイメージできます。

シミュレーションといっても、コンピュータなど使用するわけではなく、実にアナログな手段ですが、これが最も正確に術後の仕上がりを再現できる方法だと思います。

 

患者様にも鏡で見てもらいながら、どのような二重が良いかを探ります。

平行型を希望されていても、シミュレーションをしてみると平行型にするのが難しかったり、ご本人のイメージに合わないということもあります。

その場合は、目標を末広型にすることをお勧めすることもあります。

もちろん、末広型と平行型の中間の、限りなく平行型に近い末広型、という選択もあり得ます。

ご本人の目の形を元に二重を作りますので、100%の理想形ができそうであればラッキーですが、少し妥協が必要なこともあります。

 

二重の幅についても、シミュレーションで確認していきます。

幅広をご希望であっても、シミュレーションしてみると、不自然な二重に見えることもしばしばあります。

特に厚ぼったいまぶたですと、幅広にしてしまうと余計に厚みが強調されて、不自然な整形まぶたに見えてしまいます。

どのあたりの幅にするのか、ご希望も含めて確認していく作業になります。

 

この作業は、手術の直前にも行います。

術前の場合は、ご希望の二重の再確認と、手術デザインが目的です。

手術デザインとは、埋没の場合はどのポイントに糸を入れるのか、切開の場合はどのラインで切開するのか、というのを、サインペンで描く作業です。

 

どのような美容手術でも、治療前に、術後のイメージを作っておくことは大切ですね。

二重の手術の場合は、針金を使うことで、術後のイメージを患者様と共有しやすいと思います。

 

 

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こんにちは。

今回は、厚ぼったいまぶたを改善する治療法についてです。

厚ぼったいまぶたには、いくつかの原因があります。

主には、下記のような原因が挙げられます。

① まぶたの脂肪(眼窩脂肪といいます)が多い

② 皮膚の下の筋肉(眼輪筋といいます)や皮膚そのものの厚みがある

③ 皮膚のたるみがある

 

②に関しては、根本的な治療法はありません。

二重切開手術では多少の筋肉は切除しますが、まぶた全体の筋肉を切除してしまうことはありません。

③に関しては、皮膚のたるみ切除をすることで改善が得られます。

 

①に関しては、いくつかの治療法があります。

効果的なのは、やはり手術で脂肪を切除することです。

手術法は、二重切開手術で脂肪を切除する方法と、マイクロ脱脂(微小切開)で脂肪を切除する方法があります。

両者とも眼窩脂肪を切除する手術ですので、瞼をすっきりさせる効果は優れています。

ただ二重切開手術では、眼窩脂肪以外の、筋肉や周囲組織もある程度切除しますので、よりすっきり感を出したい場合はこちらがおすすめになります。

また、まぶたの脂肪は、下図のようにふたつあります。

二重切開の場合は、筋肉下の脂肪(ROOF)も追加で切除することができます。

 

眉下あたりのボリュームが気になっている方は、ROOFが多いかもしれません。

 

注射による治療法もあります。

脂肪融解注射(BNLS)を脂肪に注射することで、脂肪のボリュームが徐々に減ります。

但し、注射でのターゲットは、筋肉下の脂肪(ROOFなど)になります。

注射なので、ダウンタイムで腫れることもほとんどありません。

手術に比べると、もっとお気軽に治療を受けていただいて良いと思います。

ご興味のある方は、ぜひカウンセリングにお越しください。

 

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院長 酒井 直彦
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