2016.02.12 金 10:05
今回は、他院で治療を受けて合併症を生じてしまった患者さまの治療経過のご紹介、前回の続きとなります。
< 前回のその1へ >
他院修正 L型プロテーゼを入れて、鼻先から飛び出してしまった症例の修正術 モニター症例A その1
他院修正 鼻先からL型プロテーゼが飛び出してしまった症例の修正術 モニター症例Aの患者さま、治療その2です。
前回の経過のお話で、やむなくプロテーゼを抜去したお話をさせていただきました。
お示ししたように、鼻の変形が残ってしまいました。
なるべく早期の鼻形成をご希望なさっておりましたが、即時に再建手術はできませんでした。
通常は3ヶ月以上待機するところを、局所所見と血液検査で慎重に経過観察しながら、抜去術1ヶ月で炎症は落ち着いたと判断して、鼻形成術を行いました。
修正術としては、
?傷跡修正
?薄くなってしまった皮下への側頭筋膜移植
?鼻プロテーゼ
?鼻先への耳介入軟骨移植
を計画しました。
感染して、穴が開いて、薄くなってしまった皮膚は、健常な状態に近づけるように、皮下に側頭筋膜を移植しました。
頭髪内の切開は2cm程度で、傷はほとんど分からなくなります。
(これも、工夫した切開が必要です)
変形した鼻先には、移植した筋膜の下に、耳からの軟骨を移植して、鼻先の形を改善しました。
こちらも、耳の裏側から丁寧に軟骨を採取しますので、傷跡や耳の形の変形等も心配いりません。
修正術後3ヶ月の正面像です。
まだ、鼻先左側の赤みが少し残っていますが、炎症はなく、形態も良好です。
患者さまご本人にも、たいへんお喜びいただけて、私としてもたいへん嬉しく思います。
比較のため、プロテーゼ抜去後の正面像です。
比較のため、抜去前の術前の状態です。
修正術後3ヶ月の下からの状態です。
比較のため、プロテーゼ抜去後の下からの像です。
比較のため、抜去前の術前の状態です。
修正術後3ヶ月の斜めからの状態です。
鼻背の形態も改善して、鼻スジが綺麗に通っております。
比較のため、プロテーゼ抜去後の斜めからの状態です。
変形のため、鼻先が上を向いてつぶれたような形になっております。
比較のため、抜去前の術前の状態です。
術後3ヶ月の側面像です。
比較のため、プロテーゼ抜去後の側面からの状態です。
比較のため、抜去前の術前の状態です。
鼻根部から鼻先にかけての鼻背のライン(鼻すじ)も非常に綺麗に仕上がりました。
変形した鼻先の改善も勿論ですが、術前に上を向いてしまっていた鼻先の方向も、理想的な形に改善することができました。
合併症を治すだけでなく、術前よりも理想的な鼻の形態に形成することができました。
銀座院では、他のクリニックで手術をお受けになった後で、満足できなかった患者さまからのご相談を多数お受けしております。
少しでもお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談にいらして下さい。
クリニックのご予約やお問い合わせは、メール info@ginza-s.jp 、
あるいは、TEL 03-5537-6645 で受け付けしております。
Dr酒井 直通メール相談もお受けしております!
ginzasakai@skmc-co.comまでご相談下さい。
美容外科ブログの応援も、よろしくお願いいたします!