2018.07.11 水 21:35
こんにちは。
埋没法や二重切開、眼瞼下垂手術などは、美容外科手術の中でも最も件数の多いカテゴリーだと思います。
手術の効果や良い結果が注目されがちですが、
手術である以上、望まない結果や合併症などの可能性があります
重たいお話ですが、列挙していきたいと思います。
埋没法の合併症
糸を瞼に通して留置することで、目を開けた時に糸が皮膚を織り込むように作用し、二重になります。
糸は、溶けない医療用の糸(縫合などで使用する糸)を使います。
溶けないため体内にはずっと残るのですが、生体に影響を及ぼさない工夫がされています。
ただ、やはり全く安全というものはありません。
埋没法での主な合併症は、
1)糸の挿入部が赤く腫れてくる
2)目がごろごろする(角膜刺激)
3)目を閉じると、糸が表面に薄く見えたり、いぼ状に膨らむ
ということが挙げられます。
頻度は非常に稀なのですが、私の症例でもあります。
糸が原因であれば、一回抜糸して、入れ直すことになります。
早めに対応すれば、傷が残ったりなどの後遺症はありません。
他には、糸が緩むことで二重が戻ったり幅が変化することはありますが、
これは合併症というわけではなく、通常の経過で起こり得ることです。
二重切開、眼瞼下垂手術の合併症
こちらも頻度は少ないですが、埋没法に比べると、合併症は多種多様になってきます。
1)出血
術後に出血して、目が大きく腫れたり、内出血が大きく広がることがあります。
場合によっては、一度傷を開けて、止血処置が必要なこともあります。
2)感染
傷が感染することがあります。
3)傷跡
傷跡は、全く無くなることはないですが、通常は気になる程には目立ちません。
しかし中には、目を閉じた時に傷痕が若干白かったり、折り目が残るなど、思ったより目立つケースがあります。
当然、傷は細心の注意を払って細かく縫うのですが、組織の量や体質など、傷の治りには個人差も多少影響があると思います。
半年たっても気になるようであれば、傷部分を縫い直すことも検討します。
4)二重の形、皮膚の被り具合や左右差などが、予想された結果と異なる
目の手術は大変難しいのですが、というのも、左右を揃える必要があります。
しかし、人は利き手があるように利き目があり、目を開けるときの力の入れ方や動き、それに解剖的にも左右差があります。
元々それほど動きや形状に左右差がなければ、比較的良い結果が出やすいのですが、
二重の形や目の開き具合に大きな左右差があると、左右を揃えることにかなりの神経を集中する必要が出てきます。
手術中に何度も確認を重ねて揃えていくのですが、麻酔による腫れや目の動きの制限もあるので、結果が正確に100%予想できないという難しさがあります。
いくら丁寧に集中して手術しても、いざ合併症を起こしてしまうと、患者様の信頼はゼロになります。
全力を出し切った反動もあり、その時の虚しさは、説明し難いものがあります。
どんな名医であっても、同じような気持ちがあると思います。
私自身も何度か辛い経験をしてきましたが、合併症は完全に避けようがない事実があります。
完璧な予防方法がない以上、月並みですが、誠心誠意やっていくというほかはないですね。
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