2022.02.23 水 11:48
鼻先への耳介軟骨移植による鼻尖縮小術と、鼻背プロテーゼの症例です。
ビフォーアフター
患者様はもともと鼻の高さはありましたが、ややハンプノーズ(ワシ鼻)で、鼻筋の若干の歪みもありました。
基本的なワシ鼻の形はナチュラルに残しながら、全体に細く高くしたいご希望でした。
I 型のプロテーゼを挿入することで、鼻筋がシャープになり、骨接合面のプロテーゼの形を工夫することで歪み(曲がり)も矯正されました。
また、鼻先には耳介軟骨を重ねたものを移植して、鼻先も高くして全体のバランスを整えます。
鼻中隔延長までしなくても、耳介軟骨の形や移植の仕方を工夫することで、鼻先を下げたり、形を整える効果が得られます。
施術名
耳介軟骨移植(鼻先)
シリコンプロテーゼ(鼻背)
施術費用(税込)
¥715,000
内訳(税込)
耳介軟骨移植(鼻先)¥330,000
シリコンプロテーゼ ¥330,000
静脈麻酔 ¥55,000
ダウンタイム
腫れ・内出血はそれほど目立ちませんが、1~2週間程度で落ち着きます。
術後の24時間固定が4~5日必要になります。
一時的に皮膚の赤みや硬さを生じますが、徐々に改善します。
形の仕上がりは、術後3ヶ月~半年程度が目安です。
リスク・合併症
・血腫
術後に出血が起こり、皮膚の下に溜まってしまうことがあります。必要に応じて、血種を取り除く処置を行います。
・感染(化膿)
まれですが、感染による腫れや炎症を起こすことがあります。必要に応じて、抗生剤の点滴などの処置を行います。
・変形
まれですが、プロテーゼや移植軟骨の部分的な吸収やずれなどによって、へこみやゆがみなどの変形がおこることがあります。必要に応じて修正を行いますが、改めて軟骨や筋膜の採取が必要になることもあります。
元々の鼻の曲がりや小鼻の左右差などは、手術をしても完全に無くならないことがあります。
・まれですが、長期間の経過で、石灰化や炎症などの異物反応が起こることがあります。必要に応じて、プロテーゼの抜去や入れ替えなどの処置を行います。