2018.11.26 月 16:47
アトピー性皮膚炎の影響で、肌が色素沈着を起こしてしまい悩みを抱えている方は多いのでは無いでしょうか。そんなアトピー性皮膚炎後の色素沈着に効果的と言われている施術のひとつが、レーザートーニングです。
今回は、色素沈着へのレーザートーニングの効果について焦点を当てながら、アトピー性皮膚炎で色素沈着が起こってしまう原因も併せてご紹介していきます。
アトピー後の色素沈着はなぜ起きる?
一般的には、悪化したり良くなったりというアトピー性皮膚炎特有の炎症を繰り返すことや、自身で患部を掻きむしってしまうこと、紫外線ダメージを受けたことなどが原因として挙げられます。
そんなアトピーによる色素沈着が起こってしまっている状態には段階があります。まずは表皮(皮膚の浅い部分)のメラニン色素が増強している状態です。これは炎症後に現れることの多い症状で、原因が解決されれば肌のターンオーバーとともに数ヶ月ほどで自然に改善されていきます。
色素沈着が激しく進むと、真皮内(皮膚のより深い部分)にてメラニン色素が増強し始めます。表皮に比べて真皮は極めてターンオーバーの周期が遅いため、なかなか自然には改善しません。外用薬の効果もなかなか現れないほど、色素沈着が進んでしまっている状態です。
※アトピー性皮膚炎とは?
アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴う湿疹症状を主な症状とする皮膚の炎症です。肌のバリア機能が弱まっている人や、アレルギー体質の方などに起こりやすいと言われています。皮膚の赤みや湿疹・かゆみが慢性的に現れるのが特徴です。
アトピー後の色素沈着にレーザートーニングが効く?
アトピー性皮膚炎による色素沈着が起こった場合、特に首や腕などは人目に付きやすいため、改善を望む声が多く聞かれます。しかし、真皮に至るまで色素沈着が進んでしまっている場合は、外用薬などによる施術ではなかなか効果が現れません。
そんなアトピー後の色素沈着に効果的と言われている施術が、色素沈着の原因となっているメラニン色素を破壊する作用を持つレーザートーニングの照射です。
どんなレーザーでも良いの?と言われれば、そうではありません。むやみやたらに強いレーザーを照射してしまうと、メラニン色素の活性化を促して色素沈着を悪化させたり、白斑を起こしてしまったりする可能性があるので注意が必要です。
あくまでも現在のところ、レーザートーニングによる照射が効果的と言われているようです。
《色素沈着の治療にかかる期間の目安と照射回数》
レーザートーニングは色素沈着の悪化を招かないように、短時間で低出力での照射を繰り返して行うことで効果をもたらす施術です。
そのため、1,2回というような少ない回数ではなかなか完全な効果は得られません。目安としては1年ほどかけて10回前後照射を繰り返すことが必要とされるようです。
レーザートーニングによる色素沈着治療を受けるためには、根気強く治療を継続するという意志が必要になります。
▽レーザートーニングについてより詳しくはこちら▽
https://www.ginza-s.jp/beauty_guide/8370/
レーザートーニング以外に効果的な治療法は?
真皮まで色素沈着が進んでしまっている場合、実はレーザー治療以外には効果的な施術法はあまり無いと言われています。
ただ、表皮においてメラニンが増強してしまっている場合は、ハイドロキノンやトレチノイン・ビタミンCなどの美白に効果的な外用薬もしくは内服薬を使用することで、症状の改善が見込める可能性があります。
まずはご自身のアトピー性皮膚炎による色素沈着がどの段階の状態なのか、医師に診てもらうことが大切です。
アトピー後の色素沈着にお悩みならまずはカウンセリングから
患者様のお悩みに対して納得がいくまでしっかりとカウンセリングを行います。 それは「最高水準の美容医療」を行うため、もっとも重要と考えております。
まずは銀座S美容形成外科クリニックにご相談ください。