2018.09.06 木 17:42
加齢とともに気になり始めるほうれい線は、老けた印象を与えてしまいがちです。そうしたほうれい線は、ヒアルロン酸を注入することで改善することができます。
しかし、このヒアルロン酸注入術にも失敗のリスクがあることを忘れてはいけません。そこで今回は、ほうれい線へのヒアルロン酸注入で起こり得る、失敗について詳しくご紹介していきます。
ほうれい線へのヒアルロン酸注入で起こりうる失敗例
《膨らみすぎてしまう》
まず挙げられるのは、患部が膨らみすぎてしまうケースです。医師の技量不足や注入する薬剤の量が多すぎることで引き起こされます。
軽度のものであれば時間の経過とともに自然と症状は治まっていきます。ただ、見た目への影響が大きい時にはヒアルロン酸を分解する注射をして対処していくことになります。
《すぐに効果がなくなってしまう》
施術を受けても、すぐに元に戻るというケースも挙げられます。
注入する薬剤の質が悪いこと、薬剤を注入した位置が悪いことなどそれぞれで原因は異なってきますが、その多くは医師や病院に問題があります。
信頼できる医師やクリニックを選ぶ、質のいい薬剤を選ぶことなどで予防が可能です。
《注入部位がデコボコしてしまう》
薬剤を注入された部位が、デコボコになってしまうという失敗も起こり得ます。
この症状は薬剤を均一に注入できない、注入する位置がバラバラになってしまうなど、医師の技量不足が原因となって起こります。
症状が軽ければ、時間の経過とともに症状が治まっていくのを待つことになります。症状が極端なケースであればヒアルロニダーゼというヒアルロン酸の分解を行う注射をして対処します。
《左右差ができてしまう》
ヒアルロン酸注入では、見た目に左右差が出るなどの失敗も起こり得ます。こうした症状は元々顔の左右で差があった人にあらわれやすい傾向があります。
薬剤注入の微調整を病院側が行わなかったり、左右どちらか一方だけで被膜が形成されて薬剤の吸収に差がでてしまったりしたときに引き起こされます。
時間の経過を待って症状が治まるのを待つほか、ヒアルロニダーゼによって吸収を早めることで対処します。
《しこりができてしまう》
この治療では、患部にしこりができてしまう可能性もあります。本来であれば薬剤を均一に注入していく施術ですが、その技術が不足していると患部で被膜が生じてしまい、それがしこりとなって見た目や触り心地に影響を与えます。
軽度のものであれば時間の経過とともに自然と症状が治まっていきます。しかし、重度だと時間が経ってもしこりが無くならず、最悪の場合手術が必要になることもあります。
ほうれい線のヒアルロン酸注入であれば、虫刺されのようなぼこぼことしたしこりがでやすいのが特徴です。
こうした厄介な症状を未然に防ぐためにも、治療を受ける際にはできるだけ技術力のある医師、病院を探すことが大切です。
《アレルギーを引き起こしてしまう》
この治療で用いられるヒアルロン酸は先にも挙げたように、元々人間の体の中に存在している成分なのでアレルギー反応を起こすことはほとんどありません。
ただ中には、麻酔の成分やヒアルロン酸以外の成分にアレルギー反応を起こしてしまうことがあります。
もしもアレルギー症状があらわれてしまった場合は、抗アレルギー薬、抗炎症薬などをつかって治療します。
《皮膚が壊死してしまう》
血管の中に薬剤が注入されてしまったり、ヒアルロン酸に血管が圧迫されてしまったりすると患部の血流が遮断され、皮膚の壊死を引き起こす恐れがあります。
施術から数時間程度で症状が顕著にあらわれるようになるので、この場合には早急に施術を受けた医師、病院で治療を受けましょう。
場合によっては通院の必要性も出てくるので、早め早めの対処が自身の体を守ることになります。
リスクを軽減するためにできること
ヒアルロン酸注入は、ほうれい線のコンプレックスを一気に解消することができるこの施術です。しかし同時に、繊細な技術が必要な施術でもあります。
失敗のリスクを最小限に抑えるためには専門性・技術力が高く、信頼できる医師をさがすことが大切です。
失敗が起こるのはほとんどのケースで医師の技量不足です。体への負担、金銭面での負担を考慮しても、より安心できるクリニックを選ぶべきです。
”医師選びのポイントは、
・美容外科のベースともいえる形成外科の出身であるかどうか
・美容外科医としての勤務年数はどのくらいなのか
・得意な施術であるかどうか
・学会などの発表で専門的に扱っている内容かどうか
・カウンセリングを通じて、しっかりと話を聞いてくれるだけでなく、一緒に悩みを改善していこうという気持ちがあるか
など、様々です。”
深いほうれい線を改善したいならまずはカウンセリングから
患者様のお悩みに対して納得がいくまでしっかりとカウンセリングを行います。
それは「最高水準の美容医療」を行うため、もっとも重要と考えております。