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ボトックス注射の失敗のリスクについて詳しく解説

2018.08.31 金 15:50

ボトックス注射は、手軽に受けやすい施術のひとつですが、いくつかの失敗の可能性があるので注意が必要です。施術を受ける前に、その施術のリスクについて理解を深めておくことはとても大切です。

そこで今回は、代表的な例を挙げながら、失敗の可能性についてご紹介していきます。ぜひ施術を検討する際の参考になさってくださいね。

ボトックス注射とは

《成分について》

ボトックス注射とは、ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質の一種をしわが気になる部分に接種することで一時的に筋肉の働きを抑制する効果のある施術です。

美容医療においてはこのボトックス注射は近年非常に人気があり、顔の気になる部分に注射することで様々な美容効果が得られるため、多くの美容医療に取りいれられています。

《効果について》

一時的に筋肉を弛緩させる効果があるので、しわが気になる部分に注射をすると肌を若々しく見せる効果が期待できます。

また、エラの筋肉が発達している部分に注入することでホームベース型のエラをシャープに見せる効果があります。エラの目立つ輪郭が気になる方には、小顔効果もあると言われています。

上唇挙筋に原因があるガミースマイルにお悩みの場合も、このボトックスを注入することで改善が可能です。

ボトックス注射で起こりうる失敗

《不自然な表情》

ボトックス注射で起こり得る失敗例として、ハリウッドスターや日本の有名人でも最も多いのが、表情が不自然になるということです。

特に口元や目元の表情ジワが気になるからと言って、この部分に集中して注入するとこうした不自然さが現れます。

この部分は人の表情を印象付ける最も重要な部分なので、この部分が動かないと表情がとたんに不自然になります。

こうした失敗の主な原因は量の調整やドクターの技術不足が考えられます。

《口元がゆがむ・口が閉じにくくなる》

ボトックス注射で口もとがゆがんだり、口が閉じにくくなったりすることがあります。これはほうれい線など口元のシワを改善しようと、その周辺にボトックス注射を打ったことによるものです。

技術が未熟なドクターが注射をしたり、安価な薬剤を使ったりしたときに起こりやすいと言われています。

《目が開けにくくなる》

ボトックスは筋肉の収縮を抑える働きがある成分が配合されていますので、額などに注射をすることで目を開閉している筋肉の動きを鈍くしてしまうことがあります。

おでこや目元周辺のアンチエイジング対策として行った施術の副作用に多い例です。こうした失敗も高い技術力をもったドクターに施術を受けることで予防することが可能です。

《頬のこけ・たるみが生じる》

もともと頬に脂肪があまりない方がボトックスの治療を受けると、筋肉がやせ細ることで頬が大きくこけたような印象を与えてしまうことがあります。

また、急激にエラの筋肉がやせ細ると、その分の皮膚が余ってしまいたるみに繋がることがあります。

特にこれらの症状は脂肪量が減少し始め、肌弾力が失われはじめる30代以降に起こりやすいため注意が必要です。

《効果が感じられない》

ボトックス注射で人気があるのがエラやふくらはぎですが、こうした部位は効果を実感できないケースもあります。

効果が感じられない理由としては、筋肉量が少なく脂肪が多かったり、薬剤の量が足りていなかったりすることが挙げられます。

十分な効果を実感するためには、注入する箇所や薬剤の量を見極めることができる高い技術力を持ったドクターに施術を依頼すると良いでしょう。

ボトックス注射で失敗が起きた場合の対処法

《効果が消失するのを待つ》

ボトックス注射で失敗してしまった場合、特に修正の施術をしなくてもそのまま待っていると、効果が徐々に薄れることにより自然に改善していきます。

多少の引き連れ感などが気になるものの、修正手術を受けるほどではないという場合は、効果が薄れるのを待ってもいいかもしれません。

《アセチルコリン塩化物の注入による修正》

ボトックスを注入して表情が極端に不自然になってしまったり、目や口が開けにくくなったりといった症状が気になる場合には、薬剤を注入することでその症状を改善することが出来ます。

ボトックスの成分を緩和させる成分として一般的なのがアセチルコリン塩化物です。

アセチルコリン塩化物の注入を行うことで使った薬の効果を抑制して、気になる表情の不自然さを改善させることが出来ます。

ボトックス注射で失敗しないためにできること

《6ヶ月以上の期間を空ける》

この注射は効果が4〜6ヶ月くらい続くのが特徴です。その上で効果を持続させるためには、継続的な注入が必要になります。よって、早くても3ヶ月は施術間隔をあけるようにしましょう。なお、一般的に目安とされる施術間隔は半年です。

あまりに短期間で注入を行いすぎると、製剤に対して抗体ができてしまい、あまり効果が感じられなくなってしまう恐れがあるため注意が必要です。

《安さではなく、薬剤の品質で選ぶ》

ボツリヌス菌製剤にはいくつかのメーカー品があり、質の高いものを使ったほうがより満足のいく仕上がりになります。

アラガン社製のボトックスであれば信頼して施術を受けることができますが、その他のメーカーで施術の費用が極端に安いところは、粗悪な薬剤を使っている可能性が否定できません。

品質が悪く価格の安い薬剤の注射をすると、その分副作用のリスクを高めることになります。

高品質の薬剤を採用している信頼できるクリニックとドクターを選ぶのが、後悔しない施術を受けるために重要です。

”ボトックスという薬剤はアメリカのアラガン社が製造しており、有効成分はボツリヌス菌によって産生されたA型ボツリヌス毒素です。
筋肉の動きを弱める効果があると言われ、医療分野では眼瞼痙攣、顔面痙攣などの疾患に適用される「医薬品」として使用されています。

ちなみに、日本でボトックスという名称はアラガン社が商標登録しているため、美容医療の分野において、ボトックスという名称はアラガン社の製剤のみが使って良いという決まりになっています。”

引用:美容医療相談室【ワキガとボトックスの関係について|効果から見えるワキガへの作用を紹介します】

《専門性・技術力の高い医師を選ぶ》

ボトックス注射は適切な施術をすることで、アンチエイジングに非常に高い効果を期待することが出来ます。ですがその際、高い専門性や技術力があるドクター・スタッフがいるクリニックで施術を受けることが大切です。

経験が浅いドクターが施術をすると、薬剤を注入しすぎることなどによる失敗の可能性が否定できません。

筋肉の動かし方や皮膚の質、薬剤の量の見極めが出来る経験豊富なドクターに施術を依頼するのが大切です。

ボトックスの施術を検討中ならまずはカウンセリングから

患者様のお悩みに対して納得がいくまでしっかりとカウンセリングを行います。
それは「最高水準の美容医療」を行うため、もっとも重要と考えております。

まずは銀座S美容形成外科クリニックにご相談ください。

メール相談はこちら:https://www.ginza-s.jp/mail.php

院長 酒井 直彦
(医学博士/日本形成外科学会認定形成外科専門医/日本美容外科学会認定専門医)
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