2018.07.20 金 13:56
ヒアルロン酸注射は、アンチエイジングなどで人気の施術です。こうしたヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分のため拒絶反応が起こりにくいと言われています。
しかし実際には、アレルギーが出てしまうケースも考えられます。
そこで、ここではヒアルロン酸注射によるアレルギーについて、原因・症状・治療法を紹介します。
ヒアルロン酸注射とは
ヒアルロン酸注射とは、皮膚下にヒアルロン酸を注入し、患部に膨らみを持たせる施術です。
これにより、しわやへこみが持ち上がり目立たなくなる・鼻や額の形を整えるといった効果が期待できます。
この施術に使われるヒアルロン酸は、もともと体内で産生と分解を繰り返している成分のため、拒絶反応が起こりにくく、時間の経過とともに吸収されるという特徴を持っています。
ヒアルロン酸注射で起こるアレルギーの原因
《原因①不純物が含まれている》
ヒアルロン酸注射でアレルギーが起こる原因の1つとして、注入するヒアルロン酸に不純物が含まれていることが考えられます。
これは、製造過程で混入する細菌や微生物が十分に除去できていなかった場合、その物質に対して反応していることが考えられます。
《原因②ヒアルロン酸を体内で安定させる成分が含まれている》
ヒアルロン酸注射には、成分の吸収を抑えて効果を持続させるために、架橋剤(かきょうざい)と言われる、体内で安定させる成分が含まれています。
しかし、この成分に対して、アレルギー反応が出てしまう可能性もあります。
《原因③質の悪いヒアルロン酸を注入している》
使用するヒアルロン酸の品質が悪いと、成分に不純物質が多く含まれている・粗悪な架橋剤が使用されているということがあります。
万が一、そういったヒアルロン酸を使用した場合、アレルギーを引き起こすリスクを高めてしまうことになります。
《原因④麻酔成分が含まれている》
注入したヒアルロン酸の品質に問題がない場合には、注入時の痛みを和らげるために使用した麻酔や、麻酔成分が含まれているヒアルロン酸を使用したケースで、アレルギーが起きてしまうことがあります。
これは、以前に受けた施術で問題がなかった方でも突然起こる可能性が考えられます。
麻酔アレルギーが心配な方は、施術を受ける前に検査をしてもらうと良いでしょう。
ヒアルロン酸注射によるアレルギーの症状
ヒアルロン酸注射でアレルギーが引き起こった場合、注射をした部分の発赤・強い腫れ・かゆみなどの症状が現れます。
一時的なものであれば施術にともなう通常の反応ですが、それが長引く・悪化する場合はアレルギーを疑いましょう。
ヒアルロン酸注射によるアレルギーが起きた場合の処置
ヒアルロン酸の注射で発赤や腫れなどが長引いている際には、まず信頼できるクリニックを受診し、症状を確認してもらいます。
ヒアルロン酸によるアレルギーが原因と考えられる場合には、ヒアルロン酸分解注射(ヒアルロニダーゼ)によって抗原を除去するなどの処置をします。
ヒアルロン酸注射で不安なことは、カウンセリングで相談しましょう
患者様のお悩みに対して納得がいくまでしっかりとカウンセリングを行います。
それは「最高水準の美容医療」を行うため、もっとも重要と考えております。
まずは銀座S美容形成外科クリニックにご相談ください。