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リップリング|シリコンバック豊胸の後遺症リップリングを解説!

2018.06.29 金 18:10

バストに関する悩みを解消するために豊胸手術を検討される方は少なくありません。

中でも確実な効果を期待しやすいのがシリコンバッグを挿入する方法です。しかしこのシリコンバッグ豊胸では、「リップリング」という後遺症が出てしまうことがあります。

今回は、リップリングとはどのような症状なのか、そしてどのような対処が必要なのかついて詳しく紹介します。

リップリングとは

リップリングとは、シリコンバッグを挿入する豊胸手術特有の後遺症です。

シリコンバッグの縁が波打ってしまったり、皮膚の表面からシリコンバッグの縁がはっきり見えてしまったりする状態を指します。

また胸の一部が尖ったり、胸を寄せたりしたときにシリコンバッグが盛り上がってしまうこともあります。

”シリコンバッグがよれて波打ったようになってしまい、皮膚もつられてしわが寄っているように見えてしまう現象をリップリングといいます。”

”元々痩せていて脂肪の少ない人や、胸が小さい人が起こりやすい現象のようです。”

引用:美容医療相談室【シリコン豊胸!メリットもデメリットもどこよりも詳しく解説】

《リップリングの原因》

リップリングの原因は、シリコンバッグの縁が折れ曲がってしまうことにあります。

こうした症状は体に合わないサイズのシリコンバッグを挿入した時に起こりやすいと言われています。

また、シリコンバッグのスペースを十分に確保できていない場合や、適切なサイズでも挿入時に縁がよれてしまった場合でもリップリングは引き起こされます。

リップリングが起こりやすい人の特徴

《もともと痩せている人・胸が小さい人》

元々胸が小さい人や痩せている体型の人は、リップリングが起こりやすいと言われています。

胸が小さくて痩せていると、シリコンバッグを挿入するスペースが十分ではないケースが多く、それにより、挿入したシリコンバッグがスペース内に収まりきらずに折れ曲がってしまいます。

《皮膚が薄い人》

皮膚が薄い人もリップリングが起こりやすいと言われています。

皮膚が厚ければ多少シワが生じても目立ちませんが、皮膚が薄いとシリコンバッグがシワになっていたり、波打ったりしていることが目立ちやすいためです。

《乳腺下にシリコンバッグを入れている人》

シリコンバッグを入れる位置には、大胸筋下乳腺下の2つの場所があります。乳腺下に挿入した場合の方がリップリングは起こりやすいと言われています。

大胸筋下は皮膚の奥の部分なので目立ちにくいですが、乳腺下だと皮膚の表面に近いために目立ってしまいがちです。

《テクスチャータイプのシリコンバッグを入れている人》

シリコンバッグには、いくつかの種類があります。生理食塩水バッグやスムースタイプ、テクスチャータイプなどさまざまです。

中でも、表面がザラザラしているテクスチャータイプのバッグは、リップリングが起こってしまう可能性が高いと言われています。

テクスチャータイプは、もともとカプセル拘縮のリスクを下げるために開発されたバッグです。ですがその分、スムースタイプのバッグよりも硬さがあるため、リップリングが起こりやすくなってしまうのです。

リップリングの修正方法

リップリングが起きてしまった場合、自然に治ることはほとんどありません。そのまま放置しておくと体に負担がかかってしまうので、なるべく早く適切な処置を受ける必要があります。

《修正方法①シリコンバッグの抜去》

リップリングを修正するには、胸を切開して挿入しているシリコンバッグを完全に取り除いてしまう方法があります。

ただし、バッグを取り除くと豊胸手術を受ける前よりも、胸が小さくなってしまうことがあります。

《修正方法②ヒアルロン酸注入》

また、ヒアルロン酸を注入することでリップリングを一時的に解消させることも可能です。

この「ヒアルロン酸」は元々体内にある物質で、拒絶反応が起こりにくいため比較的安心して利用することができます

ただし、永久的に効果が持続するものではないため定期的な注入が必要になります。

《修正方法③脂肪注入豊胸》

脂肪を注入する方法による修正方法もあります。

お尻や太ももなどから採取した自身の脂肪を使って、シワやうねりを修正します。自分の脂肪なので拒絶反応も起こりにくいというメリットがあります。

ただし、人によってはあまり効果が見られないこともあり、その場合にはシリコンバッグを入れ替える方法がとられることが多いようです。

《修正方法④シリコンバッグの交換》

リップリングを修正する方法として最もスタンダードなのは、シリコンバッグを入れ替える方法です。その際には、自分の身体に合ったサイズのシリコンバッグを選ぶことが大切になります。

取り除くだけだと手術前よりも胸が小さくなってしまうので、胸のサイズを保つために再度シリコンバッグを挿入することが多いようです。

リップリングを引き起こさないためにできること

《体型に合ったシリコンバッグのサイズを選ぶ》

リップリングを予防するためには、自分の体に合ったサイズのシリコンバッグを選ぶことが非常に重要です。

事前のカウンセリングでしっかりと医師と相談しながら、自身のバストに合ったバッグを選ぶようにしましょう。

《施術方法をしっかり検討する》

豊胸手術にはいくつかの種類があるので、それぞれのメリットやデメリットを比較して検討する必要があります。

シリコンバッグ豊胸の場合には半永久的な効果が期待できますが、リップリングをはじめとするバッグ豊胸特有の後遺症のリスクがあります。

また、脂肪を注入する方法は、気になる部分の脂肪を落とすことが可能で、拒絶反応が少ないというメリットがあります。ただし、脂肪を吸引した部分にも負担がかかります。

他にもヒアルロン酸注入豊胸は手軽にできますが、効果はそれほど持続しません。

このようにそれぞれのメリット・デメリットを比較してから、ご自分にあった豊胸手術の方法を選ぶようにしてください。

《定期的に検査を受ける》

シリコンバッグ豊胸の施術を受けた場合には、定期的に検査を受けることが大切です。検査を受けることでシリコンバッグの変形や破損にすぐに気が付き早期に対処することが可能です。

《専門性・技術力の高い医師を選ぶ》

リップリングを引き起こさないためには、技術力・経験値の高いクリニックを選ぶことも重要です。

施術を行う医師の経験が浅かったり技術が未熟だったりすると、適切なサイズのシリコンバックを選ぶことが難しかったり、後々トラブルが発生したりするリスクも高まります。

事前に美容外科医としての勤続年数や美容外科のベースと言われる形成外科の出身であるか、豊胸術について専門性の高い医師であるかなどを確認してから施術を受けるクリニックを決めましょう。

また自分が納得できるまで入念にカウンセリングを行うことも重要です。

豊胸でお悩みの方はまずはカウンセリングから

患者様のお悩みに対して納得がいくまでしっかりとカウンセリングを行います。
それは「最高水準の美容医療」を行うため、もっとも重要と考えております。

まずは銀座S美容形成外科クリニックにご相談ください。

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院長 酒井 直彦
(医学博士/日本形成外科学会認定形成外科専門医/日本美容外科学会認定専門医)
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