2018.06.29 金 11:39
シリコンバッグ豊胸は、2カップ以上の大幅なバストアップが見込める施術として人気のある豊胸術です。
しかし、この施術にはメリットだけでなくいくつかのリスクが存在します。「豊胸を受けたい」と、検討する際には、こうした施術のリスクについて理解を深めておくことはとても大切です。
そこで今回は、シリコンバッグ豊胸のリスクについて詳しくご紹介していきます。
《シリコンバッグ豊胸とは》
シリコンバッグ豊胸は、胸の大きくしたい部分にシリコン製のバッグを挿入します。
バッグの挿入の際には、胸の下や脇の下などから小さく切開する必要があります。しかし、ヒアルロン酸注入豊胸や脂肪注入豊胸に比べて、より確実なバストアップ効果が期待できる施術です。
2カップ以上の大幅なバストアップを求めている、人工物を体内に挿入することに抵抗が無い、というような方に向いている施術です。
シリコンバッグ豊胸で起こりうるリスク
《カプセル拘縮》
シリコンバッグ豊胸で起こり得るリスクとして多いのが、カプセル拘縮の症状が出ることです。
これはまず挿入したバッグを身体が異物と認識することで、カプセルの周辺に被膜を形成します。すると、被膜が厚くなり固くなるため、バッグが不自然な見た目や触り心地になってしまいます。
最悪の場合、バッグが破損してしまうリスクもあるので注意が必要です。
《石灰化》
石灰化とは石のようにバッグの一部がかたくなる症状です。この症状は、バッグの挿入時に被膜が形成され、その周囲にカルシウムが沈着してしまうことで起こります。
石灰化によって、バッグの老朽化が進んだり破損を招いたりしてしまうこともあります。
《シリコンバッグの変形》
シリコンバッグが変形することによってリップリングやダブルバブルといった症状が現れてしまうこともあります。
リップリングとは胸の表面が波を打った感じになることです。一部に盛り上がりをみせることもあります。この症状が起こる原因としては、医師の技術力不足によって、シリコンバッグの縁にヨレや曲がりが生じてしまうことなどが挙げられます。
また、ダブルバブルは胸が鏡餅のように二段になる症状です。これらは医師の技術不足や大きすぎるバッグを使うことが原因で起こる症状です。
《不自然なバストの形》
シリコンバッグ豊胸では左右の大きさに違いが出たり、乳頭の位置が非対称になったり、アンダーバストの位置が水平でなくなったりすることがあります。
これは医師の技術不足で元のバストの形を十分加味せずに挿入してしまったことや、カプセル拘縮、バッグの破損などの理由が考えられます。
《バッグの破損》
シリコンバッグの豊胸でバッグが破損すると、急に胸の形が不自然に変形したりしぼんだりすることがあります。
原因はバッグの劣化やカプセル拘縮、交通事故などの外部からの強い圧力などが考えられます。
《乳がん検診への影響》
シリコンバッグ豊胸はマンモグラフィーを断られるなど、乳がん検診に影響を及ぼす可能性があります。
また、豊胸がばれたくないため検診を受けない選択をしてしまう方が多いことも、乳がんを見逃してしまうリスクを高めると言えるでしょう。
”実際のところシリコンバッグの豊胸施術を受けられた方に対してでもマンモグラフィが受けられるような方法が提案されているようです。病院によっては、万が一に備えシリコンバッグ豊胸を受けた方のマンモグラフィ検査はお断りしているところもありますが、すべての病院がそうではないようです。”
《メンテナンスが必要になる》
半永久的と言われるシリコンバッグ豊胸ですが、10から15年程度でメンテナンスや修正が必要となるケースが多いようです。
人工物を体内に入れるわけですので、必ずしも問題が起こらないとは限りません。半永久的な効果が得られるが、場合によってはメンテナンスや修正が必要になる可能性があることをしっかりと理解しておきましょう。
シリコンバッグ豊胸のリスクの可能性を下げるためにできること
《定期的に診察・検査を受ける》
シリコンバッグで豊胸した場合は、定期的に検診や診察を受けると良いでしょう。そうすることで、破損や変形を早期発見することが可能となります。
《専門性・技術力の高い医師を選ぶ》
施術を受けるクリニックや医師を選ぶ際には、ドクターの経歴や出身科、学会での発表の有無、カウンセリングでの対応、などさまざまな判断材料をもとに総合的に判断することが大切です。
技術力や専門性が高いドクターをえらぶことでシリコンバッグの変形やバッグの破損などのリスクを防ぐことができます。
シリコンバッグ豊胸をご検討中ならまずはカウンセリングから
患者様のお悩みに対して納得がいくまでしっかりとカウンセリングを行います。 それは「最高水準の美容医療」を行うため、もっとも重要と考えております。
まずは銀座S美容形成外科クリニックにご相談ください。