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鼻中隔延長の後遺症|原因・対処法・リスクを下げる方法を紹介

2018.06.25 月 16:59

鼻中隔延長術は、軟骨を移植することで鼻先の高さや正面から見たときの容姿を改善する効果が期待できる施術です。

軟骨を移植するため長期の持続性と高い効果が期待できますが、後遺症を引き起こしてしまう可能性も0ではありません。

そこで今回は、受ける前に知っておきたい鼻中隔延長の後遺症と、その対処法を紹介します。

《鼻中隔延長とは》

鼻中隔延長とは、鼻の穴の間にある部分を延長させる施術です。

上向きになっている鼻を下向きにする、正面から見たときの鼻の穴を目立たなくする鼻先を高くするといった効果が期待できます。

鼻中隔延長で起こりうる後遺症

《鼻柱が分厚くなる》

鼻中隔延長の後遺症として、鼻柱が分厚くなることがあります。この後遺症の原因は軟骨を移植したことで起こるものです。

対処法

修正する場合には移植した軟骨を削る必要があります。

ただし、軟骨を削ることで鼻が短くなったり、鼻尖が傾きやすくなったりする可能性があるため、注意が必要です。

《鼻呼吸がしにくくなる》

鼻中隔延長の術後に鼻呼吸がしにくくなるという後遺症がでる可能性もあります。

この後遺症は、鼻中隔が厚くなることで起こるものです。また、鼻尖縮小術を併せて行った場合には、さらに鼻の中の空気が通るスペースは狭くなり、結果的に鼻呼吸がしにくくなってしまうことがあるようです。

さらに、術後は鼻の中が腫れることもあり、より鼻呼吸がしにくくなります。

”軟骨の変形などにより、見た目だけでなく、呼吸がしづらくなるなど日常生活への支障を及ぼすことがあります。
また、感染症により鼻の中に膿がたまってしまう可能性もあります。”

引用:美容医療相談室【鼻中隔延長術】

対処法

通常、術後1~3ヶ月ほど経過すると鼻の中の粘膜の腫れが治まり、徐々に呼吸がしにくい症状も改善していきます。

しかし、こうした症状が長引く場合は、医師に相談してみましょう。

《目立つ傷跡が残る》

目立たない位置を切開し丁寧に縫合すれば、傷跡が目立つ心配は少ないです。しかし、医師の技術力や個人差によっては、傷跡が残ってしまう可能性があります。

傷跡は、ケロイドのように赤く盛り上がったり、段差や凹みなどが残ってしまったりするでしょう。

特に、ケロイド体質の方や、ぶつけた時や怪我をした時に傷跡の治りが悪い方は注意が必要です。

対処法

特に体質によって傷跡が残った場合には、傷跡修正にも限界が出てきます。

主に行われている対処法としては、ステロイド治療・CO2レーザー・切開法の3つがあります。

ステロイド注射では、効果が出るまで1ヶ月に1回の注射を繰り返すことで赤く盛り上がった傷を平らにする効果が見込めます。ただし、皮膚や傷跡が凹んだり細かい血管が浮き出たりする可能性があることを知っておく必要があります。

CO2レーザーでは、傷跡の段差を削ることで凹凸の目立つ傷跡を改善させることが期待できます。この方法では、術後3ヶ月ほど患部に赤みが出るためコンシーラーやマスクで隠す必要があります。

切開法では、傷跡の赤みが消失した段階で、再度傷跡を切開し、丁寧に縫合し直します。

どの対処法も傷跡を完全になくす方法ではなく、あくまでも目立たなくさせることが目的です。

《鼻先に違和感が残る》

鼻先に違和感が残るという後遺症もあります。

これは鼻尖が固定されて手術前のように動けなくなったことで起こります。特に笑った時などに違和感を覚えるでしょう。

対処法

鼻先の違和感がどうしても気になってしまう場合には、延長した軟骨を除去することで改善されます。

ただし、軟骨を除去すれば元の状態に戻ってしまうことになります。

《鼻の穴にひきつれ感が残る》

術後、鼻の穴のひきつれ感を覚えることもあります。

これは鼻中隔延長の術後に、切開した鼻の中の傷が拘縮することで起こると考えられます。再手術をしたり、感染が起きたりした場合に起こりやすくなります。

対処法

鼻中隔延長から半年ほど経過する頃には傷跡が柔らかくなり、改善が見込まれます。

それでもひきつれが気になる場合には皮膚を移植する治療が必要です。

《移植した軟骨の形が浮き出る・鼻が曲がる》

鼻中隔延長を受けてから数年後、数十年後に、移植した軟骨の形が浮き出る鼻が曲がるといった後遺症が起こる可能性があります。

これはもともとの鼻の形や、皮膚の状態に合わない無理な施術をした場合に起こる傾向があります。手術で引き伸ばされた皮膚や軟骨が元に戻ろうとして、延長した軟骨に力が加わることが原因と考えられます。

対処法

施術を受ける前の対処法としては、無理に鼻中隔延長をやりすぎないことです。

すでに後遺症が出ている場合には、移植した軟骨を除去または削る必要があります。

鼻中隔延長の後遺症のリスクを少しでも下げる方法

《無理のない鼻中隔延長を受ける》

鼻中隔延長は短い鼻や低い鼻先を、前方や下方にのばして見た目の改善をする方法です。

鼻の皮膚と粘膜が伸びるところまでは鼻先を延長することが可能ですが、限界まで鼻中隔延長を行った場合には、後遺症を引き起こす可能性が高まります。

そのため、先々のことも考慮して、無理のない鼻中隔延長を行うことが大切です。

《専門性・技術力の高い医師を選ぶ》

鼻中隔延長だけではありませんが、美容医療を受ける上で大切なことは、専門性・技術力の高い医師を選ぶことです。

経験の浅い未熟な医師だった場合、延長をしすぎてしまったり延長する方向を間違えてしまったりするなどを起こしてしまい、後遺症・トラブルを引き起こすリスクを高めてしまいます。

そうならないために、慎重に医師選びを行わなければなりません。

医師選びのポイント

術後のトラブルなどのリスクを少しでも下げるためには、美容外科医として最低でも5年以上の経験があるか、提案された術後の仕上がりのイメージが自分の理想とするデザインと近いか、鼻中隔延長など鼻の整形について研究や学会発表を積極的に行っているか、などを一つの目安にしてみましょう。

その上で、実際のカウンセリングを通して、どの医師が信頼できるかを判断すると良いでしょう。

 

鼻中隔延長を検討中の方は、一度カウンセリングで悩みをお聞かせください

患者様のお悩みに対して納得がいくまでしっかりとカウンセリングを行います。
それは「最高水準の美容医療」を行うため、もっとも重要と考えております。

まずは銀座S美容形成外科クリニックにご相談ください。

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院長 酒井 直彦
(医学博士/日本形成外科学会認定形成外科専門医/日本美容外科学会認定専門医)
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