2018.06.22 金 15:25
小鼻縮小とは、小鼻を小さくすることによって鼻の横幅を細く見せることができる施術です。
横幅が大きいと鼻の穴が強調される形になりますが、小鼻縮小を受けることによって小鼻を目立たなくさせる効果があります。また、小鼻が小さくなることで自然と鼻の穴も小さくなり、鼻全体をスッキリとした印象へ変化させることができます。
小鼻縮小が向いている人の特徴
この手術が向いている人は、ブタ鼻やあぐら鼻と呼ばれる鼻の形を持つ人です。このような鼻は、小鼻が大きく、鼻の穴が強調されています。
小鼻縮小手術を行うことによって、小鼻の存在感を減らしブタ鼻やあぐら鼻などの印象を和らげることができます。
小鼻縮小の4つの施術方法から詳しく解説
一言に小鼻縮小術と行っても、その施術方法には大きく分けて4つのアプローチ方法があります。
今回は「切開」「糸」「ボトックス」「脂肪溶解注射」という4つの方法に分けてそれぞれの小鼻縮小術について詳しく解説していきます。
切開で行う小鼻縮小とは
《切開で行う小鼻縮小の施術概要》
切開で行う小鼻縮小術とは、左右に広がる小鼻の部分を切開して除去し、縫い縮めることで、小鼻を小さくする施術法です。
切る小鼻縮小術では外側法・内側法・中間法・ループ法・フラップ法という4つの切開方法が存在します。
”外側法
外側法は、小鼻の外側に張り出している余分な皮膚組織を切開切除して縫合する施術法です。こうすることで小鼻の膨らみが小さくなるため、鼻筋がすっとした印象を与えられます。小鼻のサイズが大きい人に向いており、劇的な変化を期待できます。また小鼻の外側の溝にそって縫合するため、丁寧な縫合が求められる施術です。”
”内側法
内側法は、小鼻の穴にある余分な皮膚組織を逆三角形のように切開切除し、皮膚を引き込むようにして縫合する施術です。横に広がった小鼻や鼻の穴が小さくなりますが、切除箇所が小さいため大きく横に広がった小鼻の場合だと、あまり効果を感じられません。縫合する箇所は鼻の穴から小鼻の付け根あたりになるため、丁寧な縫合が求められます。”
”中間法
この中間法は、外側法と内側法の良い部分を合わせた方法であることから施術件数も多くなっています。内側法のように小鼻の穴の下から付け根部分にある余分な皮膚組織を切開切除しますが、内側法よりも広い部分を切開切除し、引き込むようにして縫合する施術になります。鼻の穴が小さくなり、同時に横に広がった小鼻も小さくなる効果を期待できます。鼻の穴の内側から外側に向けて切開切除するため、丁寧な縫合が求められます。”
”ループ法
皮膚組織を切除しない施術方法です。鼻の付け根部分にある鼻の内部から小さく切開して皮下トンネルを作り、糸を通して適度に結びつけ、小鼻を内側に寄せて小さくする効果があります。特に小鼻の付け根幅が厚く、小鼻が小さい方に向いた施術方法です。鼻の穴の内側から切開することや皮膚組織を切開しないため、傷跡も見えません。”
”フラップ法
フラップ法は切開した皮膚組織を切除しない施術法です。まず鼻の付け根下に皮下トンネルを作成します。次に両方の鼻の中の皮膚を三角形に切開してフラップ(皮弁)を作り、そのフラップを皮下トンネルに通して縫合します。また切開した鼻の中の皮膚部分も引きよせ縫合します。皮下トンネルに通したフラップが癒着して固定されることや、鼻の中の皮膚を縫合して小鼻を内側に寄せるため、小鼻を小さくする効果があります。鼻の穴の内側を施術するため傷跡も見えません。”
《切開で行う小鼻縮小のメリット》
切開で小鼻縮小を行うことで、確実に小鼻を小さくすることができます。
小鼻を大幅に変化させたいと考えている方に向く施術です。また、一度施術を行えば半永久的な効果を得ることが出来ます。
《切開で行う小鼻縮小のデメリット》
切開で行う以上、ダウンタイムの長さや完成までに結構な時間がかかるのがデメリットです。
ダウンタイム中は、メイクや洗顔、鼻をかむ行為などを行う際に、鼻に不要な力をかけないように細心の注意を払わなければなりません。
糸で行う小鼻縮小とは
《糸で行う小鼻縮小の方法の施術概要》
糸の力を使って小鼻を縮小するという施術方法です。持続時間は糸によっても違いますが、溶ける糸を用いる場合は半年ほど効果が持続します。
《糸で行う小鼻縮小のメリット》
メリットは手軽に行える点にあります。局所麻酔のみを行い、針と糸を用いて鼻の中を通して縛り上げて小さく見せます。
ダウンタイムもほとんどなく、切開をしているわけではないので、多少の運動もすぐにできるのが魅力です。
《糸で行う小鼻縮小のデメリット》
元に戻ってしまうのが最大のデメリットです。物理的に一生涯にわたって糸で縛り上げることは難しく、早ければ半年から1年で組織が分裂して元に戻ってしまいます。
半永久的に小鼻縮小の状態にしたい人には向いていません。
ボトックスで行う小鼻縮小とは
《ボトックス注射で行う小鼻縮小の施術概要》
筋肉の働きを抑制する効果のあるボトックス注射を打つことによって、小鼻の膨らみを抑え目立たなくする施術方法です。
注射だけで行える施術なので比較的手軽に行える小鼻縮小術の一つです。また、施術後から効果が出るまでに数日ほどかかりますが、1回の注射で3ヶ月から半年ほど効果が持続します。
メスを使わずに施術後すぐにメイクなども出来るのが、ボトックス注射でのポイントです。
《ボトックス注射で行う小鼻縮小のメリット》
メリットはメスを使わずに施術が行えるため、ダウンタイムが短くて済むという点です。
体にも負担が少なく、しかも費用を抑えて行えることから、切開してまで施術を受ける勇気は無いけど、手軽な手段で小鼻を縮小したいという方に向く施術です。
《ボトックス注射で行う小鼻縮小のデメリット》
注射で行うと効果が出るまでに数日かかる他、永続的なものではないため数か月で効果が終わってしまいます。
施術の効果を持続させるためにはそのたびに注射を行う必要があるため、1回の手術で終わらせたい人にとっては不向きです。
脂肪溶解注射で行う小鼻縮小とは
《 脂肪溶解注射で行う小鼻縮小の施術概要》
脂肪を溶かす効果のある注射を行うことで、小鼻を小さくすっきりさせることが出来る施術です。特に小鼻の皮膚が分厚く脂肪が多いことで小鼻が大きく見える方に向く施術です。
少しだけの脂肪なら1回でも十分な場合もありますが、脂肪の量が多ければさらにもう1回注射を行うと確実です。
この施術では注射を行った部分の脂肪細胞を減らす効果もあるので、食生活に気を使ったりして再び脂肪細胞が増えてしまうようなことがなければ効果は継続します。
《脂肪溶解注射で行う小鼻縮小のメリット》
手軽にできる点とわずか数分で終わらせられる点がメリットです。たいていは1回、脂肪の量によっては2回で終わり、ダウンタイムもほとんどなく、それでいて自然な小鼻縮小が可能になります。
《脂肪溶解注射で行う小鼻縮小のデメリット》
軟骨の形などが原因で小鼻が大きく見えている場合には、思ったような効果が得られないことも考えられます。
あくまでも小鼻にある脂肪を溶かすことがメインであり、脂肪以外に原因がある場合にはそれほど効果がありません。値段も高いため、慎重な判断が求められます。
【方法別】小鼻縮小のダウンタイム
《切開で行う小鼻縮小のダウンタイム》
切開で行う場合は麻酔を行うため、施術中の痛みはそこまで感じません。ですが麻酔が切れた後から2〜3週間くらいの間は、痛みや腫れ、内出血などの症状が現れます。
術後1週間ほどは入浴や洗顔の際に施術部位が濡れないようにするなどの注意が必要ですし、術後1か月くらいまでの間は慎重な行動が求められます。
メイクはすぐに行えることが多いですが、鼻周辺に負荷を強くかければ出血の恐れがあるため、施術部位の傷が落ち着くまで鼻周辺のメイクは控えましょう。
《糸で行う小鼻縮小のダウンタイム》
糸で行う場合では、切開で行う小鼻縮小ほどのダウンタイムを確保する必要はありません。
しかし、術後は何が起こるか分からないため、3日〜1週間ほどは体を休める期間があると良いでしょう。
シャワーなども翌日から行うことができ、メイクは当日から可能です。あとは鼻の部分に強い負荷がかからないよう、細心の注意を払う必要があります。
《ボトックス注射・脂肪溶解注射で行う小鼻縮小のダウンタイム》
注射系に関しては、ほとんどダウンタイムがありません。
痛みも、通常の注射の痛みより少し強い程度の痛みです。多少の腫れがでることがありますが、他者からみても違和感ない程度のものであることが多いでしょう。
翌日から、仕事や学校などに行っても問題なく、メイクなども施術直後から可能な場合が多いでしょう。
小鼻縮小の費用を比較
切開で小鼻縮小を行う場合はだいたい300,000円台が相場となります。
また、糸で行う場合は200,000円程で、ボトックス注射は量にもよりますが1回につき20,000円程です。脂肪溶解注射は、1回につき60,000円くらいが相場です。
しかし、こうした注入系の施術は、1回あたりの施術費用は数万円程度であっても、繰り返していくうちに費用が膨らんでいくことも多いので注意が必要です。
小鼻縮小の失敗例
《あまり大きな効果が感じられない》
手術を受けたのに効果が得られないというケースは、特に注入系や注射系の施術で起こりやすいとされています。
軟骨が原因で小鼻が目立ってしまっているのにもかかわらず、脂肪溶解注射やボトックス注射などをしても、これらは脂肪や筋肉に働きかけるものであるため効果は得られないので注意が必要です。
《元に戻る》
糸で行う場合は、術後元に戻ってしまう可能性が高いです。溶ける糸を用いる場合は半年で溶けてしまい、縛っていた部分がほどけてしまいます。これではどれだけきつく縛っても意味がありません。
脂肪溶解注射も、また脂肪がつくような生活習慣であれば再び同じような状況になります。何度行っていても元に戻ってしまう場合は、切開などの根本的な治療を行う必要があります。
《左右非対称になる》
切開を行う際に最初に、術後のデザインをしっかりと考えずに施術を行ってしまうと、術後の仕上がりが左右非対称になってしまうことがあります。
この場合は医師の技量の問題ということになるため、確かな腕を持つ医師に任せることが一番の対処法です。また、十分なカウンセリングを行うことで、仕上がりのデザインの共有を図り、こうしたリスクを避ける必要があります。
《小鼻が小さくなりすぎる》
切開による施術の場合に、過度に切開をしすぎてしまうことで起こってしまう失敗です。
一度切開してしまうと、再び大きくするのは困難なので、技術力の高い医師に施術を受けましょう。カウンセリングの段階でどのようなイメージを持っているのかを、しっかりと医師と共有することが大切です。
小鼻縮小を受ける上での注意点
《自分にあった方法を選択すること》
自分の小鼻の大きさの原因が一体何なのかを見極めることは、とても大切です。
軟骨が特殊な形をしているのか、それとも脂肪などが多くついているのかでは治療法が全く違います。
ご自身の小鼻の特徴や、どのくらいのダウンタイムが取れるのかなどライフスタイルも鑑みて施術を検討するようにしてください。
《専門性・技術力の高い医師を選ぶこと》
ご自身の理想の鼻に近づけるために、また、失敗のリスクを減らすために、技術力の高い医師に施術を受けることは何よりも大切です。
カウンセリングを通して自分の小鼻は何が原因で目立ってしまうのか、どの施術法が一番向いているのか、メリットやデメリット、リスクも併せてしっかりと教えてくれる医師を選びましょう。
小鼻縮小を検討中ならまずはカウンセリングから
患者様のお悩みに対して納得がいくまでしっかりとカウンセリングを行います。 それは「最高水準の美容医療」を行うため、もっとも重要と考えております。
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