2018.06.11 月 15:56
脂肪注入豊胸は、自分の体内から脂肪を吸引して胸を大きくしたり形を整えたりする豊胸術です。この方法は、部分痩せと同時にバストアップが見込めるといったメリットがあります。
その一方で、その一方で、「あまり大きくならなかった」「しこりができた」というデメリットも存在します。
ここでは、受ける前に知りたい脂肪注入豊胸の4つのデメリットと、その対処法を紹介します。
脂肪注入豊胸のデメリット
《確実なサイズアップが見込めない》
脂肪注入豊胸は、自分の体内から採取した脂肪を胸に注入し、バストアップをする方法です。
しかし、注入した脂肪すべてが体内に残るというわけではなく、胸に定着しなかった脂肪は吸収されてしまうという特徴があります。
この定着率には個人差があり、どのくらいサイズアップができるかは予想が難しいです。そのため、希望したサイズまで胸が大きくなるとは限らないという点がデメリットになるでしょう。
《脂肪注入豊胸が受けられない可能性がある》
脂肪注入豊胸は、自分の体内から脂肪を採取する必要があります。
しかし、体型が痩せ型の場合、注入するために必要な脂肪を確保することができず、この施術を受けられない可能性があります。
状態によっては、複数の箇所から脂肪を採取することになりますが、それでも量が足りない場合は、他の豊胸術を検討しなければなりません。
《トータルでかかる費用が高額になる》
脂肪注入豊胸では、胸に脂肪を注入するだけでなく、その脂肪を採取するための脂肪吸引も必要です。
これにより、300,000〜500,000円ほどの脂肪注入費と、700,000〜1,000,000円ほどの脂肪吸引費が必要になり、最低でも100万円前後の費用がかかるでしょう。また、脂肪の定着率をあげる装置を利用すると、さらに費用は高額化します。
その結果、豊胸術の中でも費用が高額と言われるシリコンバッグ豊胸と変わらない費用になる恐れがあります。
《しこりができて胸が硬くなってしまう》
注入した脂肪が定着せずに壊死すると、少量ならば自然と体内へ吸収されますが、量が多い場合にはそのまま体内に残ってしまいます。
その壊死した脂肪の周囲にカルシウムが沈着したものが、「しこり」の正体です。
こうした【壊死】は、脂肪に血液・酸素が行き届かなくなると起こりますが、それにはいくつかの理由が考えられます。
-1度に大量の脂肪を注入した-
大量の脂肪を一度に注入した場合、乳房の内部が圧迫されて、血液・酸素の流れが阻害されてしまいます。
それにより、脂肪が壊死し、しこりとなって胸が硬くなるでしょう。
-1箇所にまとめて注入した-
脂肪を1箇所に塊としてまとめて注入した場合には、表面上にしか血液・酸素が流れないため、内部の脂肪が壊死してしまいます。
それによって、胸にしこりができてしまうでしょう。
-不純物が多く含まれている脂肪を注入した-
注入の方法以外にも、注入する脂肪そのものに麻酔液や血液、老化細胞などの不純物質が多く含まれている質の悪い脂肪を注入した場合、しこりができてしまう可能性が高まります。
もしもこれを胸に注入してしまうと、血液や酸素がうまく循環せず、吸収されてしまったりしこりができてしまったりするでしょう。
そうならないためには、不純物質を限りなく除去した脂肪を注入する必要があります。
脂肪注入豊胸のデメリットを克服する方法
《脂肪注入豊胸以外の方法を選択する》
確実なサイズアップを期待している場合や、脂肪注入豊胸が適さない場合には、脂肪注入豊胸ではなく「シリコンバッグ豊胸」を検討しても良いかもしれません。
”一度に1~5カップの飛躍的なサイズアップが可能です。希望の大きさや形に合わせた最適な人工乳腺バッグを挿入することで、理想のバストを実現することができます。”
また、脂肪注入豊胸で必要な脂肪を確保できない方も、シリコンバッグ豊胸ならシリコンバッグを挿入するだけなので、施術を受けることが可能でしょう。
《定着率をあげる装置を利用する》
脂肪注入豊胸では、脂肪の定着率によって術後の仕上がりが変わってきます。そのため、脂肪の定着率をあげることが重要なポイントの一つです。
そうした定着率をあげる方法として、麻酔液や血液といった不純物質を分けて除去する「ピュアグラフト豊胸」、外気に触れずに不純物質を除去して濃縮させる「コンデンスリッチ豊胸」、不純物質を除去するだけでなく、採取した脂肪に含まれる”幹細胞”をセリューションシステムで細胞を活性化させる「セリューション豊胸」などがあります。
これらを利用することで定着率が高くなり、術後に1カップ以上のサイズアップが得られたり、しこりの発生率を低くさせたりすることが可能でしょう。
《信頼のできる医師・クリニックを選ぶ》
脂肪注入豊胸を受けて後悔しないためには、費用の安さではなく、信頼できる医師・クリニックを探しましょう。
医師選びのポイントは、美容外科のベースと言われる形成外科の出身で、美容外科医として最低で5年以上の経験があるかという点をはじめ、脂肪注入豊胸を積極的に行っているか、コミュニケーションが取りやすいか、しっかりとリスクについても説明してくれるかなどをポイントに、慎重に医師・クリニックを選んでくださいね。
脂肪注入豊胸に不安がある方はカウンセリングでご相談ください
患者様のお悩みに対して納得がいくまでしっかりとカウンセリングを行います。
それは「最高水準の美容医療」を行うため、もっとも重要と考えております。