2018.11.21 水 17:55
鼻へのヒアルロン注射は、手軽に鼻に高さを出したり、形を整えたりすることができる効果的な施術です。ただ、そんな鼻へのヒアルロン注射のリスクのひとつに、「ヒアルロン酸が横に広がる」というケースがあるようです。
そこで今回はヒアルロン酸が横に広がってしまう原因は何なのか、またその対処法・予防法について詳しくご紹介していきます。
鼻への注射後ヒアルロン酸が横に広がっていってしまう原因
本来鼻へのヒアルロン酸注入の施術は、経験豊富な医師の施術の下で正しく行われれば横へ広がってしまうという事態に陥る可能性は低いようです。
にもかかわらず、こうした失敗の声が聞こえる原因として考えられるものとは一体何なのでしょうか。
《部位に合った製剤が用いられなかった》
まず部位にあったヒアルロン製剤が使用されなかった可能性があることです。一言にヒアルロン酸製剤と言っても、硬さや密度などさまざまな種類があります。
一般的に、柔らかいヒアルロン酸は目元や首周りなどの皮膚が薄いデリケートな部位に用いられ、鼻や顎などには比較的硬くて密度が高いヒアルロン酸が使用される傾向があります。
このように本来鼻への注射には硬く密度の高い製剤が推奨される中、柔らかくて密度の低い製剤が使用されてしまうと、ヒアルロン酸が横に流れ出てしまうことがあります。
《粗悪なヒアルロン酸が使用された》
次に考えられるのは、粗悪なヒアルロン酸が注入された可能性があるということです。
あまりにも安価な価格提示をしている場合には注意が必要です。場合によっては、不純物が混じった粗悪なヒアルロン酸を注射しているというケースも珍しくありません。
こういった場合も、前述のケースのようにすぐヒアルロン酸が横に流れ出てしまったり、短期間で吸収されてしまったりするリスクが高まります。
また不純物が混じっているために、横に流れ出るだけでなくしこりができてしまうなど、その他のリスクも高めるので注意が必要です。
ヒアルロン酸が横へ広がってしまった場合の対処法とは?
ヒアルロン酸が横へ広がってしまうと、太い鼻筋になってしまったり鼻が大きく見えてしまったりと、審美面で苦痛を感じることがあります。
一体こんな時はどのように対処すればよいのでしょうか。
《ヒアルロン酸を分解する》
まず考えられる対処法は、ヒアルロニダーゼと呼ばれる製剤をヒアルロン酸の上から注入するという対処法です。
このヒアルロニダーゼはヒアルロン酸を分解する効果がある酵素で、注射をしてから数時間〜2日ほどかけてその部位のヒアルロン酸を分解し元の状態に戻します。
ヒアルロニダーゼの施術から約1週間で、もう一度ヒアルロン酸を注入することも可能です。
《自然な吸収を待つ》
次に考えられる対処法としては、自然に吸収されるのを待つという方法です。
ヒアルロン酸は永久的な効果をもたらす成分ではなく、1年ほどかけて徐々に体内に吸収されていきます。
そのため、横に広がってしまった部分のヒアルロン酸も、時間の経過とともに徐々に気にならなくなっていくことがほとんどです。
いますぐに改善したいという程でもない、という方は自然な吸収を待ってみるのもひとつの手と言えるでしょう。
ヒアルロン酸が横へ広がらないようにするための予防法とは?
ヒアルロン酸が横へ広がらないようにするための予防法としては、質の良いヒアルロン酸を使用するということです。
そのためにも、患者さんのことを第一に考えてくれるような、信頼できるクリニックを探すことが大切です。
信頼できるクリニックであれば、施術も丁寧に行ってくれることがほとんどです。カウンセリングの際に、使用するヒアルロン酸製剤についてしっかりと解説してくれるようなクリニックが望ましいでしょう。
また、クリニックを選ぶ際は費用だけで決めるのではなく、医師の経歴や専門分野・カウンセリングでの印象などから総合的に判断するようにしましょう。
鼻のヒアルロン酸注射または修正を検討中ならまずはカウンセリングから
患者様のお悩みに対して納得がいくまでしっかりとカウンセリングを行います。 それは「最高水準の美容医療」を行うため、もっとも重要と考えております。
まずは銀座S美容形成外科クリニックにご相談ください。