2018.10.20 土 11:15
自身の体にあるほくろに関して悩みを抱える方は少なくありません。そんなほくろは、美容医療の治療によって取り除くことが可能です。
施術方法にはいくつかの種類がありますが、今回はそんな中でもレーザー治療によるほくろ除去に焦点をあてて詳しくご紹介していきます。
レーザー治療によるほくろ除去とは
レーザー治療によるほくろ除去とは、水に吸収される波長を持ったレーザーや黒い色素に反応するレーザーを照射することで、ほくろを取り除く施術法です。
ほくろ除去に用いられる代表的なレーザーとしては、CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)やQスイッチヤグレーザーなどが挙げられます。治療時間は数分ほどで、体への負担も少ない施術です。
ただ、皮膚の深い部分に存在しているほくろの細胞まで完全に除去することができない場合もあり、再発のリスクが伴うというデメリットもあります。
ダウンタイムや施術後の経過について
レーザー治療後は、ほくろがあった部分の皮膚が薄く削がれ、ピンク色の皮膚が露出した状態になります。この傷口は、施術後1ヶ月ほどは上からテープを貼って保護することが多いです。
当日から洗顔やシャワーなど、特別な制限が必要になることは少ないですが、傷口が安定するまでは不要な刺激を与えることのないように気をつけましょう。
日常生活に支障をきたすほどの痛みや腫れなどが出ることはあまりないので、早ければ翌日から仕事や学校などへ復帰可能です。
《治療の痛みはどれくらい?》
CO2レーザーの治療は局所麻酔を用いて行われることが多いため、施術中の痛みはほとんどありません。
またQスイッチレーザーの場合は無麻酔で行われることが多いですが、耐え難いほど強い痛みを感じることは少ないようです。また、心配な方は表面麻酔を使用することもあります。
施術後は、患部がヒリヒリとするような痛みを感じることがあるようです。人によっては施術後の痛みは何も感じなかったという方もいるので、施術後の痛みの度合いには個人差があるようです。これには、ほくろの状態や医師の技術力が関係することもあります。
ほくろ除去後に傷跡は残る?
レーザーによるほくろ除去後は、施術後半年〜1年ほどは赤みのような傷跡が残ることがほとんどです。しかし、根気よく丁寧なケアを行っていけば、徐々に傷跡は目立たなくなっていきます。
また施術後3ヶ月も経てば、コンシーラーやファンデーションでほとんど分からないくらいにまで隠すことができるので、過度な心配は不要でしょう。
レーザーによるほくろ除去の施術後傷跡を残さないためできること
《医師選びは慎重に》
レーザーによるほくろ除去の施術後、傷跡を目立たないようにするためには、事前の医師選びがとても重要です。
なぜなら、照射を適切な皮膚の深さで行う技術や、除去するほくろの部分のみに的確に照射する技術が、施術後の傷の残り方を大きく左右するためです。
よって、医師を選ぶ際は、経歴や専門分野、カウンセリングでの印象などをもとに総合的に判断するようにしましょう。
《アフターケア:湿潤療法と紫外線対策》
レーザーのほくろ除去の施術後の傷口は非常にデリケートです。そのため紫外線ダメージを受けやすく、この時期に患部を紫外線に晒してしまうとシミのように跡が残ってしまう可能性があります。そのため、傷口が目立なくなるまでは、特に患部の紫外線対策を念入りに行うようにしましょう。
また、傷跡をなるべく残さないために、湿潤療法を採用するクリニックが増えています。湿潤療法とは簡単に言うと、従来のようにカサブタを作らずに、傷口から出る滲出液(体液)によって傷を覆うことで自己治癒能力を高める方法です。
これにより、傷の治りをより早くよりきれいにする効果があるとされています。湿潤状態は自宅で2〜3日に1度傷を覆うテープを交換するケアを2週間ほど続ける必要があります。
傷跡を残さないためのアフターケアをご紹介しましたが、一番大切なことは根気強く丁寧にケアを継続することです。安易な自己判断はせず、しっかりと医師の指示を守ってケアを行っていきましょう。
レーザー治療によるほくろ除去の費用
レーザー治療によるほくろ除去は基本的に自由診療となることがほとんどなので、全額自己負担となります。
使用するレーザーの種類、クリニックやほくろの状態によって金額には幅がでますが、大体の相場としては5mm以下のほくろ除去で 5,000〜15,000円くらいで行われることが多いようです。
レーザー治療以外のほくろ除去の種類
ほくろ除去の施術はレーザー以外にもいくつかの種類が存在しています。
《電気メスによる施術》
電気メスとは、機器の先端から高周波電流が出ることによる熱エネルギーを使用して、ほくろを取り除く施術方法です。
レーザーによるほくろ除去に比べて、より医師による微妙な細かいコントロールが可能という特徴がありますが、その分高い技術が必要な施術でもあります。
《切開による施術》
ほくろを囲うように切開し、皮膚を取り除いて縫合することでほくろを除去する方法です。
サイズを問わずに除去が可能で再発のリスクも少ない施術ですが、その分体への負担が大きく切開線の傷跡が残りやすいというデメリットがあります。
ほくろ除去の施術を検討中ならまずはカウンセリングから
患者様のお悩みに対して納得がいくまでしっかりとカウンセリングを行います。
それは「最高水準の美容医療」を行うため、もっとも重要と考えております。 まずは銀座S美容形成外科クリニックにご相談ください。