2018.07.19 木 17:42
ボトックス注射は、注射のみで行える方法で、「プチ整形」と言われるほど人気のある美容医療の一つです。
しかし、ボトックスを打ちすぎると思わぬ失敗・トラブルを引き起こすこともあります。
そこで今回は、ボトックスの打ちすぎによるリスクと、そうしたリスクを少しでも下げる方法について紹介していきます。
ボトックス注射とは
ボトックス注射とは、ボツリヌス菌から抽出したボツリヌストキシンという毒素を使用して、アセチルコリンという神経伝達物質の動きを抑える効果が期待できる施術です。
これによって、しわなどのアンチエイジング効果や小顔効果、痩身効果などが見込めます。
もともとは、顔面痙攣などの治療に使われていたものですが、この副作用としてシワの改善などが認められたために、現在は美容目的でも多く使用されています。
ボトックス注射の効果
ボトックス注射の効果には、エラの張りの改善、表情筋が原因のシワを目立たなくさせる効果、汗を出す汗腺の動きを抑えて汗を減らす効果・ふくらはぎの筋肉の張りを目立たなくさせる効果などが期待できます。
この施術の効果は一時的で、受ける部位や回数などにもよって異なりますが、持続期間は4〜6ヶ月ほどです。
ボトックス注射の打ちすぎで起こるリスク
ボトックス注射の効果を維持するためには定期的な施術が必要ですが、打ちすぎてしまうことで起こる失敗・トラブルもあります。
《表情が不自然になる》
ボトックス注射の打ちすぎで表情が不自然になる可能性があります。
ボトックスの効果が出過ぎると、表情を作る筋肉が動かしにくくなることがあります。それによって口角や眉毛が上に上がらず、表情に不自然さが出てしまうでしょう。
《頬のこけ・たるみが生じる》
ボトックスの打ちすぎによって、頬のこけやたるみが生じることも考えられます。
これは、エラの張りがなくなったことによって頬のこけが強調されたり、ボトックスで筋肉が細くなったりすることで起こると考えられます。
《効果を感じられなくなる》
ボトックスの打ちすぎで「耐性」ができ、効果を感じられなくなる可能性があります。
耐性とは、体内でボツリヌストキシンの抗体ができ、それ以降からはボトックスを”異物”とみなし、ボトックスが作用しないという現象のことです。
これは、短期間での追加注入や品質の悪い安価な薬剤を使用することで起こるでしょう。
”ボトックス注射は打つ薬剤の種類にもよりますが、効果が効きにくくなる「耐性」というものが体内で作られてしまうことがあります。”
ボトックスの打ちすぎによるリスクを少しでも下げるためにできること
《6ヶ月以上の期間を空ける》
ボトックス注射の効果は、一般的に4〜6ヶ月ほどです。
ボトックスの打ちすぎによるリスクは、前回のボトックス注入から次のボトックス注入までの期間が短いことで起こる可能性が高いと言われています。
そのため、追加注入をする際には、6ヶ月以上の期間を空けることを目安にしましょう。
《品質の良いボトックスを選ぶ》
品質の良いボトックスを選ぶこともリスクを下げる方法の一つになります。
その理由として、安いボトックスは品質の良いボトックスと比較して持続期間に欠けることが考えられます。それによって次の注入までに空ける期間が短くなり、打ちすぎによる失敗・トラブルを引き起こしてしまうでしょう。
そうならないためには、安さではなく、厚生労働省やFDA(日本の厚生労働省にあたる期間)の認可を受けているボトックスを選ぶことが重要です。
《専門性・技術力の高い医師を選ぶ》
ボトックスは注射のみで行える方法なので、”誰が施術を担当しても同じ”というイメージを持っている方も多いでしょう。
しかし、ボトックス注射は筋肉の動かし方をはじめ、皮膚の質や量の見極めがとても重要な施術です。万が一、経験の浅い未熟な医師が施術を担当した場合、打ちすぎによる失敗・トラブルを引き起こす可能性が高くなります。
そのため、専門性・技術力の高い医師を慎重に選ぶことが重要です。
ボトックス注射で不安なことは、まずはカウンセリングから
患者様のお悩みに対して納得がいくまでしっかりとカウンセリングを行います。
それは「最高水準の美容医療」を行うため、もっとも重要と考えております。
まずは銀座S美容形成外科クリニックにご相談ください。