2018.07.03 火 13:18
ヒアルロン酸注入豊胸は、切らずに胸を大きくすることができる施術です。切開をせずに注射のみで行える方法のため、安全と言われています。
しかし、この施術によって起こる後遺症もゼロではありません。
そこで今回は、受ける前に知っておきたい、ヒアルロン酸注入豊胸で起こりうる後遺症のリスクについて紹介します。
ヒアルロン酸注入豊胸とは
ヒアルロン酸注入豊胸は、ヒアルロン酸をバストに注入する施術です。基本的に量や大きさも確認しながら施術を行うので、時間も20〜30分ほどで済み、ダウンタイムもほとんどありません。
また、物理的にヒアルロン酸を注入するので、すぐに効果を実感することが可能です。
ヒアルロン酸注入豊胸の後遺症
《胸が硬くなる可能性がある》
ヒアルロン酸注入豊胸では、広告などでは「自然な柔らかさ」と記載された宣伝文句がありますが、実際には、胸が硬くなる可能性があります。
これは、ボリュームと持続性をメインに、粒子が大きめのヒアルロン酸を使用しているために引き起こるものです。また、注入する位置が乳腺下ではなく、皮下に注入されていることも原因になります。
特に、脂肪が少ない貧乳の方・痩せ型の方は、ヒアルロン酸を直で触っているような感覚になるので、胸の感触に違和感を覚えてしまうでしょう。
《しこりができる可能性がある》
ヒアルロン酸注入豊胸の後遺症には、しこりができる可能性もあります。
これは、注入後に体内で拒否反応が起こり、なじまずに被膜に覆われ、それが分厚くなることで生じてしまいます。特に、品質が悪い・前回の注入から期間をあまり空けていない・一度に大量に注入してしまうことなどが原因として挙げられます。
《アレルギーが引き起こる可能性がある》
この施術では、注入したヒアルロン酸ではなく、その中に含まれている成分や麻酔が原因で、アレルギーを引き起こしてしまう可能性があります。
特に、相場よりも極端に安価なヒアルロン酸を使用しているという場合には注意が必要です。
もしも、発赤・かゆみ・異常な膨らみといったアレルギーが疑われる症状が出ている場合には、早急に医療機関へ相談しましょう。
”注入したヒアルロン酸が異物と認識され、その周りに膜ができることでしこりのようになってしまう場合があります。こうなってしまうと体内に分解、吸収されません。”
《感染症を引き起こす可能性がある》
ヒアルロン酸注入豊胸の後遺症には、感染症を引き起こす恐れもあります。
この施術は注射器で行いますが、その傷跡から細菌が入り込むことが原因と考えられます。
これを引き起こさないためには、清潔なクリニックを選ぶ・相場よりも極端に費用が安いクリニックを選ばない・患部を清潔に保つ・注射針を刺した位置を安易に触らないなどの注意が必要です。
《乳がんを判別することが難しくなる可能性がある》
乳腺の密度が高いデンスブレストという体質の人が、ヒアルロン酸注入豊胸を受けると、通常よりもさらに乳がんの判別が難しくなる可能性があります。
デンスブレストの場合、一般的なマンモグラフィ検査で乳腺が白く出てしまい、乳がんなどの早期発見がしづらいという特徴があります。そうした体質の人がヒアルロン酸を注入してしまう事で、乳腺がさらに押し上げられ、より発見が難しくなってしまうと言われています。
そのため、ヒアルロン酸注入豊胸を受けても問題がないか、事前に検査を行い、しっかりと確認する必要があります。
ヒアルロン酸注入豊胸の後遺症を改善する方法
ヒアルロン酸注入豊胸の後遺症を改善する方法として、ヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸の分解酵素)による溶解や、注射器による成分の吸引、切開によるしこりの除去などがあります。
また、アレルギーが起きた場合には、原因物質の除去と、アレルギー症状に対する処置が必要です。
そのため、ここまで紹介した5つのような後遺症が起きているという場合には、早めに医療機関に相談してください。
ヒアルロン酸注入豊胸の後遺症のリスクを下げるために
《次の注入は期間を空けてから受ける》
ヒアルロン酸注入豊胸の後遺症のリスクを下げるためにできることとして、次の注入は期間を空けてから受けることが大切です。
これは吸収されずに残ったヒアルロン酸による胸の硬さの予防やしこりを生じさせないためです。
《費用の安さではなく品質の高さで選ぶ》
ヒアルロン酸注入豊胸の後遺症のリスクを下げるためには、費用の安さではなく、品質の高さで選ぶことが大切です。
使用するヒアルロン酸の元の値段が安ければ、比例して施術費用も安くなります。しかし、その分品質が低下していることも少なくなく、しこりなどのリスクも高くなってしまいます。
だからこそ、注入するヒアルロン酸は金額で選ぶのではなく、品質で選ぶようにしましょう。
《専門性・技術力の高い医師を選ぶ》
技術力と専門性の高い医師を選ぶこともポイントです。
もしも経験の浅い未熟な医師だった場合、正しい位置への注入ができず、しこりになる・胸が硬くなるなどのリスクを高めてしまうでしょう。
そのため、医師の経歴や出身科、学会の発表、カウンセリングを通して総合的に判断し、信頼できる医師を選んでください。
ヒアルロン酸注入豊胸を検討中ならまずはカウンセリングから
患者様のお悩みに対して納得がいくまでしっかりとカウンセリングを行います。
それは「最高水準の美容医療」を行うため、もっとも重要と考えております。
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