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鼻プロテーゼのリスク|起こりうるトラブルとリスクを下げる方法を紹介

2018.07.02 月 18:55

鼻プロテーゼは、一度の施術で高い効果と持続性が期待できる鼻整形の一つです。

しかし、異物を入れる施術のためリスクも伴い、そうしたものに対して不安を抱えている人も少なくありません。

そこで今回は、受ける前に知っておきたい鼻プロテーゼのリスクについて詳しくご紹介していきます。

L型プロテーゼのリスク

《①鼻先の皮膚に負担がかかる》

L型プロテーゼは鼻筋から鼻先にかけてシリコンを入れるため負担がかかりやすく、時間の経過とともに鼻の先端部分の皮膚が薄くなってしまいます。

最悪の場合、鼻先の先端をL型のプロテーゼが突き破ってしまうリスクがあると言われています。

《②豚鼻になりやすい》

L型プロテーゼの施術では、1本の硬いシリコンを鼻筋から鼻柱まで挿入することになります。

そのため、挿入前のような自由な鼻の動きを失います。表情をつくったときも、鼻に自然な動きが出ることはありません。

また、挿入したプロテーゼが少しずつ上に向かってズレることで、だんだん豚鼻になってしまうリスクもあると言われています。

現在L型プロテーゼを使用しているクリニックは少ない

鼻プロテーゼの中でもL型プロテーゼは経験の浅い未熟な医師でも手術がしやすいというメリットがあります。

しかしながら、鼻先への負担が大きいことから、現在はL型プロテーゼを使用しているクリニックは少なくなってきています。

”特に、これまで一般的に行われていたL型プロテーゼの場合は、鼻先に負担がかかりやすく、皮膚が赤くなったり、最悪の場合は飛び出してきてしまったりすることも。そのため、近年ではI型が主流になっています。”

引用:美容医療相談室【整形後の将来に考えられるリスクとは|崩れる可能性はどれくらい?】

I型・L型プロテーゼ共通のリスク

《①感染や炎症が起こる可能性がある》

I型・L型プロテーゼだけでなく美容整形では、常に感染や炎症のリスクが伴います。

万が一感染や炎症を起こしてしまった場合は、抗生物質の点滴・洗浄措置などを行い対処します。その後、炎症や感染の原因となった鼻プロテーゼを除去する必要がります。

プロテーゼの安全性は高いと言われていますが、あくまでも異物を体の中に入れるため、稀に炎症反応を起こしてしまうことがあります。特に、鼻先が赤い・鼻先に痛みがある場合は、放置せず早急に医療機関へ相談してください。

《②石灰化を起こす可能性がある》

I型L型問わず、石灰化を起こすリスクがあります。

人間の体の中にプロテーゼを挿入すると、異物反応を起こし、プロテーゼの周りに被膜を形成します。石灰化とは、時間の経過とともにその被膜にカルシウムが蓄積されることです。

これはプロテーゼを挿入する上では誰でも起こりうるリスクです。予防のためには質の良いプロテーゼを選び、質の高い施術を受けることがポイントです。

《③年月の経過によってデザインが崩れる場合がある》

年月の経過によって鼻の皮膚が薄くなったり負担がかかったりして、デザインが崩れてきてしまうことがあります。

経年劣化は避けることはできませんが、正しい施術が行われていれば、そうした症状が現れるリスクを下げることができるでしょう。

鼻プロテーゼを挿入する場合には、挿入から数年、数十年後のことを考えてデザインを決めるだけでなく、正しい施術を行える高い技術力を持った医師を選ぶことが重要です。

リスクを少しでも下げるためにできること

《信頼できる医師のもとで施術を受ける》

鼻プロテーゼは希望のデザインに形成したプロテーゼを鼻に挿入するため、一度の施術で高い効果が期待できます。

しかし、経験の浅い未熟なドクターでは、不自然な仕上がりになってしまったり、鼻プロテーゼがずれてしまったりするなど、様々なリスクを高めます。

そうならないためには、信頼できる医師のもとで施術を受けることが大切です。

医師選びのポイント

鼻筋から鼻先まで高くすることができるL型プロテーゼですが、豚鼻になりやすい・鼻先の皮膚に負担がかかりやすいといったリスクがあり、使用しているクリニックが減少しています。

そのため、現在もL型プロテーゼを使用しているクリニックがあれば、避けるべきでしょう。

また、カウンセリング時間が十分であったか、メリットばかりではなくデメリットやリスクについても説明をしてくれたか、この分野が専門分野かなどの点も重要になってきます。

《無理のないプロテーゼのデザインを選択する》

使用するプロテーゼが既製品の場合でもオーダーメイドの場合でも、ご自身の鼻に合った無理のないプロテーゼを使用することがとても大切です。

高い理想を叶えるために負担のかかるようなプロテーゼを使用した場合には、鼻に負担がかかってデザインが崩れたり、プロテーゼの輪郭が浮いてきてしまったりと、様々なトラブルを引き起こしやすくなります。

そうならないために、将来を見据えた無理のないデザインのプロテーゼを選ぶようにしましょう。

鼻プロテーゼで不安なことはカウンセリングでご相談ください

患者様のお悩みに対して納得がいくまでしっかりとカウンセリングを行います。
それは「最高水準の美容医療」を行うため、もっとも重要と考えております。

まずは銀座S美容形成外科クリニックにご相談ください。

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院長 酒井 直彦
(医学博士/日本形成外科学会認定形成外科専門医/日本美容外科学会認定専門医)
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