2018.06.29 金 16:05
ヒアルロン酸注入豊胸は、注射のみで行える施術のため、豊胸術の中でも人気があります。
この方法は”簡単な施術”とイメージされますが、実際には簡単ではなく、失敗するリスクもゼロではありません。
そこで今回は、受ける前に知りたいヒアルロン酸注入豊胸の失敗例とそのリスクを下げるためにできることを紹介していきます。
ヒアルロン酸豊胸とは
ヒアルロン酸注入豊胸とは、人間の本来の身体に存在する「ヒアルロン酸」という成分を注入することで、胸を大きくしたり形を整えたりすることができる施術です。
これは注射のみで行える方法のため、大きな傷跡が残る心配も少なく、ダウンタイムが短いという特徴があります。
ヒアルロン酸注入豊胸の失敗例
《①想像以上に胸が硬くなった》
一般的に豊胸を目的にしているヒアルロン酸は、ボリュームと持続性を高めるために、粒子が大きいものを使う傾向があります。
それにより、もともと脂肪が少ない痩せ型の方は、ヒアルロン酸を直に触っているような硬さを感じてしまいます。
また、乳腺下ではなく、体表に近い皮下に注入したケースでも、硬さが出やすいでしょう。
-対処法-
早急に元に戻したいという場合には、ヒアルロニダーゼというヒアルロン酸の吸収を早める酵素を注入することで、対処が可能です。
そのほかにも、注射器でヒアルロン酸を吸引する方法などもあります。
《②しこりができた》
ヒアルロン酸豊胸の失敗例ではしこりがあげられます。これは、注入後に体内で拒絶反応が起こりヒアルロン酸が被膜に覆われることで起こります。
こうなると、ヒアルロン酸は吸収されずに、しこりとなって残ってしまいます。
この原因は質の悪いヒアルロン酸を注入した・一度に大量のヒアルロン酸を注入した・前回の注入から期間を空けずに注入したことなどが考えられるため、注意が必要です。
-対処法-
基本的にしこりになってしまった場合の対処法は、胸が固くなってしまったケースと同様に、ヒアルロニダーゼによってヒアルロン酸を分解させることでしこりの改善を図ることが可能です。また、このほかの方法として、切開でしこりを除去することもあります。
”修正の方法として一般的なものは、しこりを分解する方法です。時間が経ち硬くなってしまったしこりは、ヒアルロニダーゼというヒアルロン酸分解酵素を注入して分解させることが出来ます。分解されたヒアルロン酸の塊は体内に吸収され、しこりもなくなります。”
《③瘢痕化してしまった》
ヒアルロン酸注入の失敗に瘢痕化(はんこんか)があります。瘢痕化とはしこりを放置することで炎症が起こり、被膜が線維化してしまう症状のことを指します。
-対処法-
瘢痕化の対処はヒアルロニダーゼでは溶解することが出来ません。
そのため、瘢痕化してしまった場合は、その部位を切開して摘出する処置が必要です。
ヒアルロン酸注入豊胸の失敗のリスクを下げるためにできること
《他の豊胸術を検討する》
ヒアルロン酸注入豊胸の失敗のリスクを下げるためにまず挙げられるのは、事前にしっかりその他の豊胸術を検討するということです。
例えば、シリコンバッグ豊胸には、バッグの破損・劣化するまで効果の持続が期待できる点や2カップ以上のサイズアップが見込める点などが特徴です。
また脂肪注入豊胸には、部分痩せと同時に胸を大きくすることができる点や、自然な感触が期待できる点などが特徴として挙げられます。
このように、それぞれの施術に特徴があるため、ヒアルロン酸注入豊胸が自分の希望と合致しているのかを慎重に検討することが重要です。
《専門性・技術力の高い医師を選ぶ》
技術力が未熟であれば、左右差・しこりなどが生じるリスクが高まるでしょう。
そのため、施術によるリスクを少しでも抑えるには、やはり専門性・技術力の高い医師を選ぶことが大切になってきます。
-医師選びのポイント-
医師選びでは、これまでの経歴をはじめ、学会・研究発表の内容、カウンセリングを通しての印象などを総合的に判断することがポイントです。
特にカウンセリングの際に、強引に契約や施術を勧めてくる、ヒアルロン酸注入豊胸以外の施術については話をしてくれない、元に戻せることばかり主張しているといった場合には、信頼できる医師とは言い難いため、施術の判断は慎重になる必要があります。
ヒアルロン酸注入豊胸の失敗が不安ならまずはカウンセリングから
患者様のお悩みに対して納得がいくまでしっかりとカウンセリングを行います。
それは「最高水準の美容医療」を行うため、もっとも重要と考えております。
まずは銀座S美容形成外科クリニックにご相談ください。